姉の企みと彼氏の学力 ページ12
設定:蘭の妹、安室の彼女
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カランカラン
梓・安「いらっしゃいませ!」
学校帰り。私はお姉ちゃんと園子ちゃん、世良ちゃん、コナン君の5人でポアロに向かった。
店のドアを開ければ二人の店員が出迎えてくれる。女性の方は榎本梓さん。男性の方は安室透さん。そしてこの安室透という男は私の彼氏でもある。
蘭「こんにちはー!」
梓「皆いらっしゃい!学校お疲れ様!」
園「安室さん、オレンジジュース3つと、アイスコーヒー2つお願い!」
安「わかりました!」
そう言って、お姉ちゃんたちはカバンから勉強道具を取り出す。もちろん私もね。なんたって今日はお勉強会。迫る定期考査に向けて対策をしようという事になったのだ。
園「蘭国語教えてぇ〜」
世「僕もいいか?」
蘭「うんいいよ!」
『…いいねぇコナン君は。計算ドリルか。算数楽しい?』
コ「う、うん!僕算数好きだよ!」
『そっか。私はね、理数科目大っ嫌いなんだー』
コ「そ、そうなんだ…」
一つ上の先輩たちをちらっと見てから、隣に座るコナン君に話しかける。いいなぁ算数。算数は私も好きよ。でも数学はムリ。
そんな事を考えながら視線を落とすと数学のテキストが目の前に。…やろうとは思うけど、わかんないんだよねー…
世良ちゃん数学出来るって言ってたから質問したいけど、今お姉ちゃんと国語やってるし…
コ「じゃあ安室さんに聞けば?」
『えっ』
突然、コナン君が口を開いた。
あれ、もしかして声に出てた…?
コ「顔にそう書いてあったよ」
『…生意気』
コ「早く行かないと他のお客さん来ちゃうよ?」
『……』ハァ
コナン君を軽く睨みつけながら、私はカウンター席に向かった。…後ろでクスクスと笑うお姉ちゃんたちには気づかずに。
『…あの、安室さん…』
安「千尋さん!どうしたんですか?」
『えっと、その…』
安室さんに勉強を教えて貰うの初めてじゃないのにどうしても緊張してしまう。
それもそのはず。安室さんは私の初恋の人で、私が初めて告白した人で、私の初めての彼氏だから。私の初めてがいっぱい詰まった大好きな人だから。
私は煩い心臓を落ち着かせるように、深呼吸をしてから口を開いた。
『ここ、わかんないから教えてほしい…です。』
安「いいですよ」ニコ
『っ…///』
私が絞り出すように言うと、安室さんは優しい笑顔で快く引き受けてくれた。そして早速カウンターに問題集を開いて、彼の隣に座った。
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りんねむ(プロフ) - 松平茶月!さん» リクエストありがとうございます!承知しました!気長に待っていて下さいm(_ _)m (2020年4月4日 17時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
松平茶月!(プロフ) - リクエストで、降谷さんと両片思いをやって欲しいです (2020年3月30日 15時) (レス) id: 51c1c691f0 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - マリイさん» リクありがとうございます!承知しました。ハヤテの件も承知致しましたm(_ _)m (2020年1月3日 0時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - リクで蘭の妹設定で安室さんの彼女見たいです ↓のハヤテは長編小説 (2020年1月2日 20時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» コメントありがとうございます!申し訳無いのですが、リクエストはコナン関連のみとさせて頂きます。説明不足で申し訳ございませんm(_ _;)mこれからもりんねむの作品をよろしくお願い致しますm(_ _)m (2020年1月2日 19時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんねむ | 作成日時:2020年1月1日 21時