姉の企みと彼氏の学力-2- ページ13
安「で、最後に代入してあとは解くだけ。…って千尋さん?聞いてます?」
『…ぇあ、ハイ…!』
教えもらいはじめて少しして。
隣で問題を解く安室さんの横顔を見ていたら、解説なんてものは頭に入ってこなくて…
安室さんに名前を呼ばれてやっと我に返った。
『すいません…最後のところもう一度いいですか…?』
安「もちろんいいですよ」ニコッ
『っ…///』
にっこりと笑う安室さんは本当にかっこよくて、思わず顔が熱くなる。
あぁ、このままこの問題が解けなければいいのに。この時間がずっと続けばいいのに…
安「…じゃあ今夜は僕の家に泊まりに来ますか?」
『え…?』
安「声、出ていましたよ。」ニコ
『っ…///』
嘘だっ…!!めっちゃ恥ずかしい!!
固まる私を、安室さんはクスクスと笑っていた。
でも…安室さんの家に行けるなんて…
すごく嬉しいけど、お父さんになんて言おう…
蘭「あー、そういえば今日お父さん友達と飲みに行くっていってたなー!」
コ「そうなの?」
そんな事を考えていると後ろからわざとらしい姉の声が。見てみると、ニヤリとわらっているお姉ちゃんたちがいた。
その顔を見て余計に恥ずかしくなるが、私は頑張って口を開いた。
『い、いいんですか…?』
安「えぇもちろんいいですよ!」ニコ
『…じゃあ、一晩お世話になります…』
安「任せてください!」
安室さんは相変わらずの笑顔で、私は頭を下げるので精一杯だった。
それに、
安「そうだ、次集中してなかったら…覚悟しておいて下さいね?」クスッ
『っ…!!///』
なんて、最後に耳元で言うもんだから、私の頭はパンク寸前だった。
私より13コも年上の、大人な彼。
自分なんかじゃ釣り合わないなって不安に思うこともあるけど、それ以上に彼のことが大好きだった。
蘭「じゃあ安室さん、千尋のことお願いします!」
安「はーい!」
蘭「お父さんには上手く言っとくから、
『っ…!勉強は楽しくないっての!//』
蘭「ふふっ♪」
こうして、私は姉の策略にまんまとはまり、彼氏と楽しい楽しい一夜を過ごしたのだった。
安「…まだまだ問題はありますからね!」ニコッ
『安室さん鬼だ…!少しくらい甘い展開になっても良かったのでは?!』
安「手が止まっていますよ?」
『うっ…(泣)』
-fin-
マリイさんリクエストありがとうございました! m(_ _)m
希望と違う場合は遠慮なく言ってください!
チョコレートは明治!(安室・降谷ver.)→←姉の企みと彼氏の学力
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りんねむ(プロフ) - 松平茶月!さん» リクエストありがとうございます!承知しました!気長に待っていて下さいm(_ _)m (2020年4月4日 17時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
松平茶月!(プロフ) - リクエストで、降谷さんと両片思いをやって欲しいです (2020年3月30日 15時) (レス) id: 51c1c691f0 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - マリイさん» リクありがとうございます!承知しました。ハヤテの件も承知致しましたm(_ _)m (2020年1月3日 0時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - リクで蘭の妹設定で安室さんの彼女見たいです ↓のハヤテは長編小説 (2020年1月2日 20時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» コメントありがとうございます!申し訳無いのですが、リクエストはコナン関連のみとさせて頂きます。説明不足で申し訳ございませんm(_ _;)mこれからもりんねむの作品をよろしくお願い致しますm(_ _)m (2020年1月2日 19時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんねむ | 作成日時:2020年1月1日 21時