第15話 私のオフ日 ページ17
『……ハァ……。』
ギャ「？どうしたの千尋。朝から大きなため息ついて。幸せが逃げちゃうわよ？」
私からため息をつく私。
そんな私をギャサリンさんは心配してくれる。
私がため息をついている理由は1つ。
今日は私のオフ日なのだ。
『だって今日私お仕事お休みなんですもん。…つまり、やる事がないんですっ！！』
ガタッと音を立て勢いよく立ち上がる私。
来たばっかりで親しい友達なんてまだギャサリンさんぐらい。
遊びに行くたって、持っている服は酒場のご主人さんからもらったこの半袖短パンしかないし。こんなこと言ったら失礼だけれども。
あー、ちょっと涙出てきた…。
ギャ「ごめんなさいね、私は今日普通に仕事だから…。」
『あ、ギャサリンさんは悪くないですから、気にしないで下さい！』
とは言っても本当にする事がない…。
あ、少し体を動かそうかな。
ちょうど動きやすい服装だし！
『ギャサリンさん、ここに運動出来る場所ってありますか？』
ギャ「あるけど…、役人さん達が使う訓練場しかないわよ？」
『訓練場！！いいですね！それどこですか？』
ギャ「ここの廊下を右にいって、そのあと階段を降りて左に曲がって………」
『ありがとうございます！行ってきますね！』
ギャ「行ってらっしゃい！気をつけてね。」
ギャサリンさんに訓練場までの道を教えてもらい、いざ出発！
私は海を航海していたので、戦えばそれなりに強い………と思う。海賊とか相手したことあるし…。
まぁそれはさておき、体がなまってしまっては意味がない。そして私はもっと強くなりたいと思っている。
なぜなら、この先世界を旅するならもっと強くなくては身がもたないからだ。新世界にだって行きたいし。
『着いた…っ！ここが訓練場…。』
訓練場に着き、中へ入ると役人さんがたくさん。どうやら誰かに稽古をつけてもらっているようだ。
『んー？あれは狼さん？』
良く見ると、役人さん達が集まっているところの真ん中に狼人間がいた。
『能力者かな…？』
その人はとても強かった。
あっという間に役人さん達をのしてしまい、まだ暴れたりない、という様な顔をしている。
ウズッ
戦いたい。あの人と。
ここ最近ずっと動いていなかったので、体がうずく。
『よし、ちょっと仕掛けてみよう。』
そう思った私は狼さんめがけてダッシュ！
一気に距離を詰めて右から殴る。
でもこれは防御されてしまったのですぐさま左足で蹴りを入れる。
こっちは決まった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 282人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りんねむ(プロフ) - ぴのさん» すみません。ルールをよく把握していませんでした。今後はルール違反をしない様、今まで以上に注意を払って執筆をしていきたいと思います。この度はご指摘のコメントをして頂き、本当にありがとうございました。 (2019年5月26日 13時) (
レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 歌詞の引用は禁止されていますよ (2019年5月24日 17時) (レス) id: 5f84d6c253 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - こんるりさん» コメントありがとうございます！そしてこの作品を読んで下さりありがとうございます。私も獣の奏者好きなんです！！これからも楽しんで頂けるように頑張ります(*^^*) (2019年3月10日 23時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
こんるり(プロフ) - まだ読み途中ですが、コメント失礼します。雫私大好きなんですよ！ハープ弾きながらとか、獣の奏者のエリンを思い出しました！これからも頑張ってください！応援しています！！ (2019年3月10日 13時) (レス) id: 7bb9678102 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - リーラさん» 私も好きだったんです！ありがとうございます(*^^*)頑張ります！ (2019年1月3日 23時) (レス) id: 4808652658 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りんねむ | 作成日時：2018年7月30日 16時
