第13話 噂 ページ14
お冷を3つお盆に乗せて、彼らのもとへと足を進める。
『お待たせ致しました、お冷です。ご注文はお決まりですか？』
お冷をテーブルに置き、注文をとる。
フ「見ない顔だ、チャパパー。お前新入りかー？」
ク「あ、確〜か〜に〜。見〜な〜い〜顔」
すると、フクロウさんとクマドリさんにそんな事を言われた。
よく気づくな。給仕の人の顔、全員覚えてんのかな？……すげぇ…。
『はい、先日よりここで働かせて頂いております、千尋と申します。よろしくお願いします！』
私は頭を軽くお辞儀をしながら自己紹介。
フ「あぁ！お前もしかしてカクが気に入ってると噂の給仕かー？チャパー」
『え！何の話ですか？！』
おーっとここでフクロウさんがちょっと何言ってるかわかんない話をしだしたぞー。
フ「この前役人達が話していたのを聞いたのだ、チャパパー」
ブ「気にするな。こいつは噂話が好きなんだ。あと、注文だが、…いつものを頼むと伝えてくれ。」
私が驚いていると、ブルーノさんが簡単に説明してくれる。
なるほど、フクロウさんは噂話が好きなんだ…！
って、それどういう噂じゃいっ！
あ、いけない、いけない注文とらなきゃ。
『か、かしこまりました。フクロウさんとクマドリさんはどうなさいますか？』
フ「俺もいつものを頼む、チャパパー」
ク「あよよい！おいらも、あ、いつものぉ〜〜を頼〜〜む〜っ！！」
『かしこまりました！皆さんいつもの、ですね！少々お待ち下さい。』
注文をとると、皆さんそろっていつもの、と言う。とりあえずコックさんに言えばいっか！
『フクロウさん、クマドリさん、ブルーノさん、いつものお願いしまーす！！』
厨房に顔を出し、大きな声で注文を言えば、いつもの様にはいよ！と返事が帰ってくる。
お料理が出来たら急いでお持ちする。
おっとっと、今スープこぼすところだった…。
『お待たせ致しました、いつものです！』
お料理を持っていくと、待ってました！と言って食べる準備を始める3人。
よっぽどお腹空いていたんですね…。
フ「そういえば、千尋。カクとは仲がいいのか？チャパパー」
もぐもぐしながらフクロウさんが聞いて来る。
『え、あぁ、仲良いと思いますよ。歳も近いですし、それなりに気が合うんです。』
少なくとも3日に一回は食堂に顔を出してくれるカクさん。いつも楽しい話を聞かせてくれたり、逆に私の話を聞いてくれたりする。
まぁ、食べている間だけだけど。
でもその時間は凄く楽しいと感じる。
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りんねむ(プロフ) - ぴのさん» すみません。ルールをよく把握していませんでした。今後はルール違反をしない様、今まで以上に注意を払って執筆をしていきたいと思います。この度はご指摘のコメントをして頂き、本当にありがとうございました。 (2019年5月26日 13時) (
レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 歌詞の引用は禁止されていますよ (2019年5月24日 17時) (レス) id: 5f84d6c253 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - こんるりさん» コメントありがとうございます！そしてこの作品を読んで下さりありがとうございます。私も獣の奏者好きなんです！！これからも楽しんで頂けるように頑張ります(*^^*) (2019年3月10日 23時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
こんるり(プロフ) - まだ読み途中ですが、コメント失礼します。雫私大好きなんですよ！ハープ弾きながらとか、獣の奏者のエリンを思い出しました！これからも頑張ってください！応援しています！！ (2019年3月10日 13時) (レス) id: 7bb9678102 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - リーラさん» 私も好きだったんです！ありがとうございます(*^^*)頑張ります！ (2019年1月3日 23時) (レス) id: 4808652658 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんねむ | 作成日時：2018年7月30日 16時
