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第8話 これからのこと ページ16

優子「落ち着いた?」



A「うん・・・ありがとう。優子ちゃん」



目が真っ赤に腫れてしまった私は保冷剤を借りさせて頂き、目を冷やしながら受け答えをする



A「急にこんな話して・・・ごめんね」



少し頭を下げる



優子「ううん!いいんだよ!話してくれたの嬉しかったよ。信用してくれてると思えたし!」



そう嬉しそうに言ってくれた



心でホッとした



A「優子ちゃん。私これからどうしよう・・・」



下をうつむきながら言った



優子「急にどうしたの?」



意味がわからないという顔をする優子ちゃん



A「私はさっき言った通り、近いうちに家に見つかって連れ帰られるかもしれない・・・」



優子ちゃんの方を向けずに言う



優子ちゃんは



優子「Aは家に帰りたいの?」



そんな風に言われた時私は少しドキリとした



私は優子ちゃんの方を向き、



A「・・・私は帰らなきゃならないし!兄も家にいるしね!」



私は笑顔を作り答える



優子「・・・・・・顔が辛そうだよ・・・?」



そう言われる



笑顔作ってたの・・・・・・・・・



バレた



A「そんなことない・・・・・・よ?」



自分で言いながらも涙が少しだけ出てきた



離れたくないからである



優子「辛そうだよ・・・親友だもん・・・わかるよ・・・!A」



A「・・・・・・どうしたの?」



優子「素直になってよ?」



A「・・・急にどうしたの?素直だよ?私は!」



嘘だ
嘘ばかりついている



優子「素直じゃないよ!嘘ついてるよ!昔の名家の娘のあんたのことなんて私は知らない!私の親友は!星宮Aなんだよ!ここにいる星宮Aが私の親友なんだよ!だから!もっと頼ってよ!私の前では素直になって良いんだよ!」



私のことを軽く抱きしめて言う



素直になっても良い・・・



私は素直になれなかった



家ではずっと望まれる振る舞いをしていた



それは本当の私じゃないのに・・・



そのせいで素直になれなくなってた



A「優子ちゃん・・・」



優子ちゃんはずっと私の前で素直になってくれてた
素の自分を出してた



でも私は素の自分を出してた?



ううん出してない



消していたから・・・



優子ちゃんが私の前で素直になってくれてるんだから、私も・・・









素直になって話すべきだ!
それが私なりの礼儀である

第9話 素直→←番外編のことを作者から



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設定タグ:双星の陰陽師 , 鸕宮天馬 ,   
作品ジャンル:アニメ
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紅兎(プロフ) - お久しぶりです!更新より主さんの受験の方が大事なので、いつまでも待ちますよ!応援してます!頑張ってください! (2020年3月1日 22時) (レス) id: 83a25d3fd1 (このIDを非表示/違反報告)
Rinka(プロフ) - 紅兎さん» ありがとうございます!更新は遅いと思いますが、この作品をよろしくお願いします! (2020年1月29日 0時) (レス) id: 2ed21b16c9 (このIDを非表示/違反報告)
紅兎(プロフ) - 受験頑張ってください!更新、楽しみに待ってます! (2020年1月28日 23時) (レス) id: 83a25d3fd1 (このIDを非表示/違反報告)
Rinka(プロフ) - 水麟さん» ありがとうございます!水麟さんの作品をよく見させて頂いているので、そう言って頂けて、嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2019年5月4日 22時) (レス) id: 2ed21b16c9 (このIDを非表示/違反報告)
水麟 - すっごく面白いです!更新頑張って下さい! (2019年5月3日 10時) (レス) id: 65c8c71a9b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rinka | 作成日時:2019年3月9日 15時

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