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昨日は色々と酷い目に遭った。
もう絶対にハーツラビュル寮以外へ行ったりしない。
何があっても知らないんだから。
「まだ怒ってるのかい」
「ううん。決意を固めてるだけだよ」
自分の寮が一番安心で安全だとよく分かった。
急に狩ろうとしてくる人も居なければ、締めようとしてくる人も居ない。
食べられる心配だってない。
「変人ばっかり」
そのお陰で戸締りを厳重にする癖が付きましたよ。
入学当初とか特に、鍵の掛け忘れや窓の閉め忘れが多かった。
何度学園長に怒られた事やら。
リドル君と話すようになってからは彼からも軽い注意を受けたっけ。
「あ、グリちゃんと監督生ちゃんだ」
独自の世界へ行きかけてた脳内を慌てて引っ張り戻す。
前を向けば少し遠くに並んで歩く後輩の姿が見えた。
仲良しだなぁ。
「丁度良かった、昨晩の報告しようと思ってたんだ」
「どうかしたの？」
「ジャミル君が調理室で事故に遭ったらしいよ」
え、あの完璧人間みたいなバイパー君が？
俄には信じ難いが嘘を吐く理由も見当たらないし、先輩だけならまだしもリドル君までそんな事するとは考えられない。
やっぱり、誰かが裏で動いてそうだ。
「おはおはー」
ダイヤモンド先輩の挨拶って何処となく薄っぺらく聞こえるのはどうしてだろう。
多分、敢えてやっているのだとは思う。
前に訊いた時はそれとなく躱されてしまったけれど、いつかちゃんと知れたら良いな。
「エースとデュースは一緒じゃねーのか？」
「彼らは餌やり当番中だ」
「今頃ピンク色の服を着てると思うよ」
第何条だったかは忘れたが確かそういう法律があった気がする。
二人の恰好を想像してにやついてるであろう私の顔。
つり上がる口角を何とか戻そうと試みても、余計に想像上の彼らが頭の片隅でちらつくだけ。
どうにも出来ないだらけた顔を手で隠した。
晒して良い物ではない。
その間にリドル君達が新たな被害者について話していた。
これはいつも思っていた事だけれど、ダイヤモンド先輩の情報網が凄すぎる。
肖像画の目を借りるなんて誰が思いつくだろうか。
しかも彼を敵に回したら厄介だと気付いてる人は多くないと思うの。
それだけ目立った行動をしてないという事だ。
きっと、さり気なく相手から情報を聞き出してるのだろう。
簡単には出来ないよ。
「大食堂に居るかもしれない。行ってみよう」
「聞き込みだね」
バイパー君は怖いけど、アジーム君の声で癒されようかな。
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りん(プロフ) - ラムさん» はじめまして！そう言っていただけると此方も凄く嬉しいです！ゆるゆる更新になってしまうかもしれませんが、頑張ります！ありがとうございます！ (2020年9月27日 0時) (
レス) id: 6f476b47f8 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 話しの続きが気になる (2020年9月26日 16時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん | 作成日時：2020年8月27日 15時
