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「だらあああ！くらえ！！」
「いでよ！大釜！」
「ふな��ぁ〜〜〜！」
トラッポラ君に続いて、何とスペード君やグリム君まで参戦してくれた。
嬉しい誤算だ。
一人目的がずれてる人いるけど。
「すぅ」
息を整えて魔法を唱える準備をする。
「君達、待ちなさい！危険です」
「リドル君に勝てるわけないじゃん！」
「勝てる奴にしか挑まないなんて、ダサすぎんでしょ」
「そんなの全然、クールじゃないんだぞ！」
凄く恰好良い台詞が聞こえる。
もしかして今年の新入生は肝が座った子ばかりなのかな。
…負けていられない。
「ああもう…生徒を避難させたら私もすぐに戻りますから！それまで耐えてください！」
半ば投げやりな学園長とダイヤモンド先輩。
相手がリドル君だから心配しているのだろう。
でも、みんなで力を合わせればきっと彼を止められる。
「あとA君！」
密かに準備を進めていた私に声が掛かり、驚いて顔を上げた。
「君は魔力を使いすぎないこと！」
「嫌です！」
まるで自分は保護者ですよと言いたげな顔だったので大きな声で断った。
殆ど反射。
「なんて反抗的な…」
「私も出来ます！」
首元でぎゅっと拳を握る。
出来るよね。
そう、自分に言い聞かせた。
諦めてたまるか。
「どいつもこいつも良い度胸がおありだね」
私にもちゃんと度胸があるんだって証明してみせる。
「こいつの魔力、底無しかよ！」
「絶対にボクが正しいんだ！そうじゃないと、ボクは今まで何のために…！」
どれだけ攻撃してもリドル君の力が弱まらない。
きっと彼の原動力は私達じゃ計り知れない複雑な想いからなのだろう。
「リドル君」
私は友達だから。
友達だと勝手に思ってるから。
だから、貴方を助けたい。
「これ以上は魔力使わないで」
「うるさい！もう何もかも台無しなんだ…！」
「そんな事ない！」
今まで培ってきたものが消えるわけじゃない。
努力が無かった事になるわけじゃない。
「先輩！それ以上近づいたら流石にやばいって！」
ゆっくり彼の元へ歩みを進めているとトラッポラ君が叫んだ。
そちらへ顔を向けて、応えるように微笑めば変な顔して頭掻いてる。
眉間に皺が寄ってたから怒ってるんだろうなぁ。
「ボクが…間違っていた…？」
「リドル君」
彼との距離が縮んだ所で名前を呼び、手を取る。
「大丈夫。間違っちゃったら正せば良いよ」
そう教えてくれたのはリドル君だから。
優しく包むように抱き締めた。
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りん(プロフ) - ラムさん» はじめまして！そう言っていただけると此方も凄く嬉しいです！ゆるゆる更新になってしまうかもしれませんが、頑張ります！ありがとうございます！ (2020年9月27日 0時) (
レス) id: 6f476b47f8 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 話しの続きが気になる (2020年9月26日 16時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん | 作成日時：2020年8月27日 15時
