Curtain call. 〈Hokuto.M〉 (ページ18)

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Aside

『お先にいただきました』

ドライヤーもシャンプーもお借りして、キッチンにいた北斗に話しかける。側から見たら同棲しているカップル。

そしてようふくは、デカさ大丈夫か？ってくらいの大きいパーカーとズボン。
北斗大きくなってるんだなぁって実感はできたけど。

「お、似合ってるじゃん」
『本当？手めっちゃ隠れてるよ。』
「動きづらかったら言って。他のもあるから」
『んーん。大丈夫だよ笑』
「そっか」

肩くらいまである髪の毛に指を通す。自分んちのシャンプーとはまた違う匂いで…って、また変態みたいなこと考えてる！

『明日何処いくの？』
「んー、秘密！楽しみにしてて。絶対喜ばせるから」
『うんっ、わかった。』

あれ…？6年前の北斗ってこんなに爆モテセリフ連発してたっけ？当時って多分田中樹くらいしかこんなセリフ言ってなかったぞ。

これも、私に好きだって言ってくれたことと関係あるのかな〜なんて調子乗っちゃう。あんまり乗りすぎるとバチ当たるから気をつけるけど。