うさぎのマーチ【銀魂】 (ページ7)

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助けた人ページ7

ある通りに出ると、何やらガヤガヤと騒がしい。
チラリ、と除くと真選組の屯所だ。
何人かの隊士と、変わった服装の少女達が話している。

うるさい、と文句の一つでも言ってやろうと近づいた時、少女の中に見知った顔があった。

「おまえっ！」

声が届いたのか、その少女はゆっくりと振り向き、俺に気づくと少し驚いて、嬉しそうに笑った。

「昨日はありがとうございました」

「知り合いですかィ？旦那」

「まぁ、そんなとこ」

何時間か前まで血だらけだったのが嘘みたいだ。

「ある人を追っていたら、逆襲にあいまして、、」

俺の驚いた顔を見て、少し気まずそうにそう言った。

「もー！俺達も協力出来たのに！」

「そうだよ姫！なんで言ってくれなかったの！」

怪我をしたのはみんなが知っていたらしい。
近藤と、少女の中でも一回り小さな少女に怒られて、「ごめんね」と小さく笑う。

「お前ら、なんなんだ？警察？」

しかし、江戸にこんな少女だらけの(というか服装がこんなにも浮いている)警察があっただろうか。
少女は皆15から20代ぐらいに見える。

「お前らって、、失礼だぞ」

土方くんが頭を殴ってくる。

「ってぇ、なんなんだよ。お偉いさんか？」

土方くんは煙草を吸い、煙と一緒に呟いた

「警察だ」