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花のような人 ページ13

「なぁ」

「はい?」

俺の少し前を歩いていた少女に声をかける。


「お前、名前は?」

「あ、ご紹介遅れました。私、宇宙警察咲羅隊長、橅緂と申します」

橅緂はそう言うと、ふわりと花のように笑った。


「なんで、俺のこと知ってた」


「、、何となく、見覚えがあっただけです」


咲いた花は、少し寂しそうにしぼんでいく。

もう少し、あの花を見ていたくて。俺はこれ以上聞くのを辞めた。

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作者名:林檎飴 | 作成日時:2019年9月10日 0時

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