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『銀島くん、やんな?』
「へっ?」
そんな素っ頓狂な声を出してしまったのは
単に俺が女子慣れしてなかったからと信じたい。
「おん、俺、銀島やで。」
『良かった〜!席間違えたかと思うたわ』
「えーと、俺の左隣は、泡沫…あわ…え、なんて読むんこれ?」
『あーwこれ、みんな初見では読めへんねんなぁww』
『これはうたかたって言うねん、泡沫A。よろしくね!』
「おー、よろしくなー!」
『そういえば、銀島くんは寮生活なん?』
「おん、俺バレー部やからもう練習もしとるし、寮生活やで。」
『そう、なんや。私は大阪が実家やから寮生活やで。』
バレー部と言ったときに顔が曇った気がしたが、きっと気のせいだろう
一通り自己紹介が終わったら、彼女は他の子ところに行ってしまった。
多分同じ中学出身なのだろう。
入学式を終えて、委員会、係決めになる。
泡沫さんは図書委員か、図書委員はあまり仕事がないらしいからいいよな。
って、何泡沫さんのことばっか考えてんだよ!!
と頭の中で悶々と考えていると、
いつの間にか係決めの時間になっていたらしく、
「おーい、理科係希望は泡沫だけかー?」
ガタッ
「お、俺もやります!!」
『銀島くんそんなに理科係したかったん?』
うわ、俺やってしもたわ、恥ずかしすぎるやろ
「いや、そんなことはないけど…」
「理科係は泡沫と銀島だなー」
『係も一緒になるなんて、すごいな!これからもよろしくね』
「お、おん」
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りんごみず(プロフ) - ノアさん» そのようなことを言っていただき感激しております…!ノア様が気に入るような作品を作れたらと思います!コメントありがとうございました! (2022年8月30日 22時) (レス) id: 8c7dc3c87c (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - いつも楽しんで見てます。更新頑張ってください (2022年8月30日 21時) (レス) id: 40d9e972a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2022年8月14日 20時