222 風見side ページ22
『しょうがないじゃん！脅されてたんだから！』
降谷「何か一言くらい言えただろ！」
『....そもそも、無言電話って時点で気づいてよ！』
降谷「おかしいとは思ったが、まさかあんな事になってるとは予想しないだろ！」
『それでも警察官なの！？お兄ちゃんならきっとすぐに飛んで帰って来たよ！』
降谷「.....それは警察官としてでは無く、兄としてに決まってるだろ」
『じゃあやっぱりパパは私の事、ただのわがままで面倒な奴としか思ってないんだ！』
降谷「....お前な！いい加減に....」
風見「降谷さん！落ち着いてください！」
・
・
Aさんはこの二日間森でさまよい、降谷さんは飲まず食わず、さらに寝ず。
どうしてまだ喧嘩できる体力が残っているのかと頭を抱える
風見「お二人ともお疲れの筈ですから、ゆっくりお休みください！」
ただ分かるのは、お互い再会を心からお喜びになっているという事
....それを悟られたくなくて喧嘩に？
もしそうなのだとしたら、
風見「.....全く隠せてませんね.....」
『何が？』
風見「あ、いえ！」
・
口では喧嘩しながらも、ちゃんとAさんの状態を確認する降谷さんは、まさしく父親.....なのかは分からないが、本当に心配していたのだと察する
・
降谷「今週の学校は無しだ。明日都内の警察病院に移す」
『警察病院なの！？』
風見「え、明日ですか！？」
降谷「普通の病院では色々不都合がある。なら風見、お前がずっと長野にいるか」
風見「....そ、それは....」
さすがに無理だ
しかし長野県警や、ここの医師看護師に任せないのは、降谷さんなりの保護者としての責任なのかもしれない
降谷「お前は本部に帰れ」
風見「....もうですか！？それでは何の為に私をこちらまで....」
『私は風見さんに会えて嬉しいよ！』
降谷「.....そういう事だ」
少し怪訝そうな顔をして呟く
部下として居心地が悪い立場だ
『っていうかなに、パパ今日ここに残るの』
降谷「....嫌か」
『嫌だよ！だったら風見さんの方がいい！』
風見「え、Aさん！今そういう事おっしゃらない方が....」
何も言わずに席を立ちドアへ向かう背中が悲しい
降谷「もういい、勝手にしろ」
二人残った部屋で、私は不安な顔を
Aさんは何ともなさそうで羨ましい
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故哀(プロフ) - 更新ありがとうございます！！私は読ませて頂いている立場なので、どちらでも作者様のお好きな方にしたら良いと思います！！どっちになっても楽しみにしています！ (2021年6月15日 0時) (
レス) id: ff320ab344 (このIDを非表示/違反報告)
みにわ(プロフ) - 更新ありがとうございます。いつも陰ながら応援しています。何回もこの作品は読ませていただいてとても好きな作品です。サンプルを読ませていただきリバイタライズもとても楽しみにしてます♪是非更新よろしくお願いします！！ (2021年6月14日 23時) (レス) id: a8cfd4ab6b (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - リバイタライズ読みました！前の作品も読みやすく面白くて最高と思ってたんですがリバイタライズが圧倒的に良すぎて書き直しが読みたいです(笑)心情とか描写がもう…！語彙力が無さすぎて上手く伝えれない、、、。毎回更新の通知が来るのが嬉しくてたまらないです、、 (2021年6月14日 20時) (レス) id: 152376b941 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - やっぱり続き読みたいです！！ (2021年6月14日 20時) (レス) id: ba820af92f (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ(プロフ) - 読みました！前より面白くなってるので、書き直しがいいです！ (2021年6月14日 16時) (レス) id: 80032df402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rin.
| 作成日時：2018年7月12日 15時
