松田が残していった厄介者 3【降谷零/安室透】

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家に帰る車の中で質問をぶつける



『ねぇ、まさか本当に2人で行くの？』


降谷「....公安部だ」


『え？公安部？」


降谷「お前と一緒に海に行きたいらしい。水着も買ってくれるそうだ」


『水着もって、私の体のサイズ知ってるの？』


降谷「....俺が教えた」


『....は！？何勝手に！』


降谷「お前のせいだ！」


『いや、なんでそうなるの！？』


降谷「お前....風見に別荘での件話しただろ」


『.....だったらなんなの？』


降谷「風見に脅された。お前のサイズを教えないと、その件を公安部に流すと」


『....それで自分の体裁を優先させたの！？』


降谷「仕方ないだろ！」


『自分で勝手にやったことじゃん！女の子のサイズ暴露する方がよっぽど重罪だよ！』


降谷「なら、行くのやめるか？」


『.....行きたい』


降谷「お前ならそう言うと思った」






見透かされてて腹が立つ






『....今週末って言ってたけど、泊まりなの？』


降谷「あぁ」


『昨日泊まりあったばっかりなのにね』


降谷「あれは偶発的だ。あいつらは2週間も前から計画を立てていたらしい」


『....あそう....浮き輪は？私泳げないもん』


降谷「....何だったら出来るんだ」


『っうるさいな！浮いてるだけでも楽しいもん！それに、頭まで浸かりたくない。」


降谷「髪型が崩れるとかそういう話か」


『女の子はそこんところシビアなんだから！』


降谷「....まぁ俺は知らない。ねだるならあいつらに言え。お前が言えばなんでもやってくれるだろ」





どこの親バカだよ

それもそれでどうかと思うが






『“公安部”って、何人で行くつもりなの？全員出払うわけにいかないでしょ？』


降谷「お前にしては意外と鋭いな」


『いちいちバカにしないでくれる！？ 公安部と何年付き合ってると思ってんのよ！』


降谷「バカにしてない、褒めたんだ」



ほんっとに嫌味ったらしい




降谷「計7人だ」


『風見さんも？』


降谷「あぁ」





....ってことは、今のところ分からない人が4人か


絶対名前覚えられないな







海なんていつぶりだろうか


....というより行ったことある記憶がない







水着、ちゃんと可愛いの選んでくれるかな


公安部のセンスは未知数






お願いだから小学生みたいのはやめてほしい

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