sakuraは知っている。

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そんなこんなで家に着き、荷物を降ろしてもらう。


すでに、翼は来ていた。あ、このタイミングで。


「翼、ちょっと此処にいて。おとうさーん！」


荷物を運んでいたお父さんが返事をする。


「はーい。おとうさーんです！」


ギャグのように言われたセリフに思わず笑う。


でも、これは、私の寂しさをほぐしてくれてるんだよね。


「あ、きたきた。この子、美門翼。私の彼氏。翼、ごめんね。私のお父さんだよ。」


「こんにちは。美門翼です！よろしくお願いします。」


「こんにちは。美門くん。すごく礼儀正しいね。彩をよろしくな。」


はい！と元気よく返事をする翼に微笑み、自分の荷物を片付ける。


そして1時間後。


終わった！やったー！！


「お父さん、ありがとう！フランス、気をつけてね。」


ありがとう。と言って車に乗り込むお父さんを翼と見送る。


「さて、と。今、どんな状況？」


わからない、と返事をすると、思いがけない事が。


「彼氏と二人きりなわけ。わかる？狼が赤ずきんを襲うんだよ？」


ドンッ


壁ドンのあと、唇を奪われる。


苦しくなり、呼吸をしたその瞬間。


よく分からないけど、舌が入ってきた。


思うがままに口の中をかき乱される。


「ん、ふぁ、ふぁぁ」

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