【tnsr】無色の悪魔【男主】 (ページ38)

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第36話ページ38

俺はあの日から3日間、ユーラザニアに滞在した。

まぁ、今はここをユーラザニアと言って良いのか分からないけど・・・・

俺が空を飛んで見下ろすのは、かつてそこにあった獣王国ユーラザニアだ。

実はさっきミリムが攻めてきて、ミリムの「竜星爆炎覇(ドラゴ・ノヴァ)」によって

獣王国ユーラザニアは跡形もなく消し飛んだのだ。

戦っていたのはカリオンだけで、ユーラザニアの街に住民がいなかったからよかったものの、

これはホントにヤベェ。

俺が言うのも何だが、悪魔じゃ手も足もでないレベルだ。

しかもミリムはあの時、竜装状態であったけれど手加減していたのだ。

ん？俺？

俺はあの時ミリムvsカリオンが行われていた時にはるか上空にいた。

正確には、俺たちは。だ。

え？俺の他に誰が居るって？

それは、今カリオンを剣でぶっ刺して、ミリムと共にジスターヴに帰っていった

魔王「フレイ」だ。

フレイとは上空で雑談しながらミリムvsカリオン戦を見ていた。

俺は飛び去っていくフレイとフレイに抱えられているカリオン、ミリムに向かって

A「人形のフリもほどほどになー。」

と、声をかけて次の行先へ向かった。

ん？俺にそんなに行くところがあるのかって？

あるさ。

今から向かうのは最古の魔王の一柱(ヒトリ)にして、原初の赤(ルージュ)である

暗黒皇帝(ロード・オブ・ダークネス)「魔王ギィ・クリムゾン」と、

あの暴風竜ヴェルドラの二人の姉の一人、「白氷竜ヴェルザード」

あとついでにギィに仕えている原初の悪魔、「原初の緑(ヴェール)、ミザリー」と

「原初の青(ブルー)、レイン」達の住む、

「白氷宮」

そこへ今からレッツゴー。だ。

思ったが、ギィにアポ無しで行っても良いのか？

まぁいっか。

俺は楽観視しながら白氷宮に向かった。

が、その時はハルキの事をすっかり忘れてしまっていた。

俺は後にその行動を後悔し、魔国連邦にもどっていればと思うようになる。

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魔王達の宴(ワルプルギス)にA君を行かせるための口実・・・

ハッ！！

良いのが思いついた！(あと0､1秒で忘れる)

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