10 刀剣女士、茶でも飲むか ページ13
ある春の日、暇すぎたが故に読書をしていた
ん、誰か来たな
戸が開いてるにもかかわらず、控えめなノックをして鶯丸さんが顔を見せる。ひょっ◯りはんかな？
鶯丸「さくら。今、暇か？」
貴方「暇だよ。急にどうしt ……ああ」
鶯丸さんが暇か聞いてくるときなんて、これしかないか
鶯丸「茶でも飲まないかと思ってな。江雪と数珠丸も一緒だ」
江雪「主から煎餅をもらいまして」
貴方「やった！！」
数珠「今日は天気も良く出陣予定もないのでゆっくりしようかと」
貴方「すぐ座布団出すね。はい、どうぞ」
貴方「ああ、やっぱり茶は美味しいね。落ち着くよ。……ん？今日のお茶、いつものお茶と違う？」
鶯丸「違いを分かってくれたか、嬉しいな。今日の茶は普通より早い時期に摘まれた茶葉なんだ」
江雪「やはり和睦は大事です……」
数珠「煎餅と茶は合いますね」
貴方「庭の風景もいいねえ。あ、数珠丸さんめっちゃ食べてるじゃん」
私もかなり食べちゃったけどさ
数珠「美味い茶があれば食は進みます」
それな。
鶯丸「そういえば、さくらの初陣はまだだったよな」
貴方「そう。来てから結構経ったのだけどね」
江雪「さくらは戦いが好きですか…？私は嫌いですが……」
江雪さんが戦い嫌いなのみんな知ってるからね。
貴方「んー、そうだねえ。(元々一般人だったから人を殺したことないし殺す予定もなかったけど今は刀だからなー。
それに剣道やってたとはいえども、人殺しの技術として剣道やってたわけじゃないから人殺すのよくわからないし。
刀だから皆戦い好きかと思いきや江雪さんとか鶯丸さんとかがいるからなんともいえないよな。まあ、そうなったら)……んー、記憶が無いからなんともいえないけれど、好きでは無いと思うけどね」
数珠「今の間は何ですか……？」
き か な い で 数 珠 丸 さ ん よ。
ニッコニコの笑顔でスルーする。
貴方「でも、流石にそろそろ出陣してみたいなとは思うけどね」
数珠「今日あたりにでも命令が下るのではないでしょうか。そう云えば、本日の近侍は鶴丸殿でしたね」
そう数珠丸さんが言った瞬間、
鶴丸「さくら！出陣命令だ。おっ、なんだ。江雪たちも揃ってるのか」
鶴丸が天井から現れた
貴方「おうぁぁぁっっ！？は！？痛っ！鶴丸！？」
ズザザザって後退りしたら柱に頭をぶつけた。痛い
次行きます！
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作者名：リムアクア | 作成日時：2019年8月1日 22時
