第七話 県ナンバーワンセッター ページ18
「へぇ、あれが県ナンバーワンセッターか。」
夏目は青城の監督と話をする及川を見つめる。
パチリ
こっちを見た及川と目が合う。
そのまま及川はこっちに来た。
「やっほ〜飛雄ちゃん。元気に王様やってる〜?」
及川は中学の後輩らしい影山を煽った後に夏目を見る。
「...なんか見たことあるような顔してるね君。」
「...それはどうも〜。及川さんは音楽の趣味がおありで?」
中学の時に月バリで鳳凰特集されたからだとわかっているが思い出されたら面倒だし敢えて違う方の話をだす夏目。
「音楽?ないけど。」
何の話だと訝しげに夏目を見る及川。
その反応をみてわざとらしく驚く夏目。
「あれっピアノの世界コンクールで優勝した時かなって思ったんですけどどこで俺の顔を?」
「「「...えっ?」」」
驚く及川と烏野の面々。
「両親が世界的に有名な音楽家なの。そんで俺は世界コンクールで13歳で史上最年少優勝。すごいでしょ〜俺」
ドヤ顔にダブルピースする夏目。
「うわっマジじゃん」
及川がスマホで天才ピアニスト夏目Aと特集されたサイトを見せてくる。
そして夏目のポッケから少し顔をのぞかせていたスマホを抜き取って操作する及川。
「あっちょっと」
「これ、俺の連絡先。有名人とつながってて悪いことはないよね〜」
返されたスマホには及川徹の名前。
及川はひらひらと手を振ってアップをしに外へ行った。
「...」
黙ったまま手元のスマホに目を落とす夏目。
そしてそのまま及川をブロックした。
「俺、あーゆー感じの人苦手です」
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シマエナガ - ぶりっ子と悪女とモブのヒロインがいる部活とかカオスでしかないから。【ハイキュー】もめっちゃ推してます!これからも頑張ってください!応援してます! (4月20日 21時) (レス) @page15 id: 781c1cc313 (このIDを非表示/違反報告)
シマエナガ - めっちゃ面白いですね! 次の投稿待ってます! 執筆頑張ってください! (4月20日 21時) (レス) @page15 id: 781c1cc313 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ - とても面白いので、続きがきになります!更新の方をよろしくお願いします!頑張ってください。 (2022年7月27日 16時) (レス) id: ed83340cb6 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ - 過去に何があったんだろう…。面白いので頑張ってください!! (2022年7月16日 19時) (レス) id: 8636a40c43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りぃ | 作成日時:2021年9月5日 22時