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第五話 練習試合 ページ16

「あ〜疲れた〜」



体育館の床にぐでーっと伸びる夏目。







ちょうど試合が終わったところだ。



試合は惜しくも田中チームに負けてしまった。









「信頼して目つぶって打つのも、手にピッタリボールを上げるのも両方バケモンかよ..」





床にへばりついたまま小さくつぶやく。









顔を上げて練習すると騒いでいる日向と影山をみる。


「あれがもっと完璧になったらすごいことになるぞ...!」









「清水、あれってもう届いてたよな?」


澤村の言葉に頷き清水が段ボールをもってくる。




箱を開けると中には『烏野高校排球部』と書かれた黒のジャージ。





日向と影山がわくわくしながら着ており、その横で月島は菅原と田中に絡まれいやいや着ている。




夏目はプリントされた烏野高校排球部という文字を見つめ、ちらっと自分のTシャツの胸元にプリントされた文字をみる。




そして黒いジャージを羽織った。






田中から謎のポーズを教わっている一年生四人を横目に小さく一人つぶやく夏目。

「鳳凰から烏に転校ならぬ転鳥....なっちゃって。」






「夏目ー!なにしてんのー?」


日向に呼ばれ四人の元へと歩いて行った。









みんなでわいわい話していると、どたどた走る音が聞こえた。




「組めた!組めたよーっ!練習試合!!相手は県ベスト4!青葉城西高校!!」





体育館に飛び込んできたのは顧問の武田先生。




県ベスト4との練習試合ということに騒めく部員。








「ただし、条件が合って...影山君をセッターとしてフルで出すこと。」




「なんすかそれ。なめてんすか。」

先生に絡む田中。






それを止めて口を開く菅原。




「俺は、日向と影山の速攻が4強相手にどのくらい通用するのか見てみたい。」






_____
_____________








帰り道。



月島と山口の横で歩いていた夏目がそういえばと口を開く。



「青葉城西ってどんなとこなんですか〜?」



「守備も攻撃も平均して能力が高いのがA城西だ。他校行ったらどこでもエース張れるような奴がそろっているらしい。」






澤村の説明にへぇとあまり興味を示さない夏目。




「あと県ナンバーワンセッターがいるな。」

「おぉ、県ナンバーワンセッター...」









「県ナンバーワンのセットアップ...面白そーじゃん」


夏目は不敵に笑った。


「しっかし、青葉城西ね〜…なんか聞いた事あるんだよなぁ」

第六話 県ベスト4→←第四話 王様と速攻



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シマエナガ - ぶりっ子と悪女とモブのヒロインがいる部活とかカオスでしかないから。【ハイキュー】もめっちゃ推してます!これからも頑張ってください!応援してます! (4月20日 21時) (レス) @page15 id: 781c1cc313 (このIDを非表示/違反報告)
シマエナガ - めっちゃ面白いですね! 次の投稿待ってます! 執筆頑張ってください! (4月20日 21時) (レス) @page15 id: 781c1cc313 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ - とても面白いので、続きがきになります!更新の方をよろしくお願いします!頑張ってください。 (2022年7月27日 16時) (レス) id: ed83340cb6 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ - 過去に何があったんだろう…。面白いので頑張ってください!! (2022年7月16日 19時) (レス) id: 8636a40c43 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りぃ | 作成日時:2021年9月5日 22時

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