No.8 木々は荒れ果て ページ9
(初!)鶴丸said
人の子は･･････いや、主は、俺の嘘を。
そして怪我の状態迄、言い当ててしまった。
こりゃあ、驚きだ。
そう言えば、最後に驚いたのは何時以来だろうか？
まあいい。
主は、「引っ込んでろ」と言った後、
検非違使の前まで歩いていった。
鶴丸「主！」
止められたが、矢張り心配だ。
助太刀をしようと思い、踏み出すと。
ダンッ！
と、見えない壁の様なものにぶつかった。
鶴丸「チッ、こりゃあ普通の結界じゃないな･･････」
このまま･････
此処で見ているしかないのか･･････！？
すると主が、何か呟いているのが聞こえた。
A「いの･･････『蝶と･･････り』」
伊の･･････？
蝶･･････？
その瞬間
主の手が光り出したと思えば、
打刀程の大きさの刀が現れた。
その光はとても美しく、儚いもので
直ぐに消えてえしまった。
A「最近は体を動かしてなかったから、鈍ってるかもねぇ？･･････でもまぁ、『準備運動』程度にはなるかな？」
と言うと
ザグッ
と瞬き程の速さで敵との間合いを詰め、
1体の太刀を倒してしまった。
その後も、
敵の攻撃を前転で避け、背後から突き刺したり
大太刀を踏み台にし、 上へ飛んで、
遠くの敵に刀を投げて倒し、
地面に刀が落ちる前に拾ったりと
腕の立つ侍よりも良い動きをしていた。
三日月「これは･･････人の子が俺に、出来るものなら。と言っておったのも頷けるな」
皆、主の戦いに魅入っているが、
石切丸だけは、広間の奥で、目を瞑り
殺気を静かに放っていた。
そうこうしているうちに
残り薙刀5振り程になった。
先程迄、真顔で戦っていた筈の主の表情が
一変した｡
歯を見せて笑い、
『目』は大きく見開かれ、
狂気じみたように、瞳が光っている。
。
。
･･･目･････････？
主は先程迄、面を着けて居なかっただろうか？
。
大量に居た検非違使はほんの五分程で
片付いてしまった。
結界の様なものも消え、
俺は主の元へ駆け寄った。
A「はぁ･･････皆様、御無事でしたね。良かったで･･････」
鶴丸「主」
俺は主の言葉を最後まで聞かず、
疑問だった事を聞いた。
鶴丸「きみが先程迄着けて居た面はどうしたのかい？まさか何処かに･･････」
すると主は
ふふ、と目を細めて、笑った。
その表情は1番美しく、
戦っていた時の主の姿寄りも
魅入って仕舞った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 80人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白狐(プロフ) - 鶴さん良いですヨネ…。鶴さんも好きだけど、三日月さんも好きデス。 (2019年2月12日 19時) (
レス) id: b607d0f086 (このIDを非表示/違反報告)
弥勒 - ブラック本丸の鶴さんは誤解が解けると仲間に成りやすい性格なんですかね(苦笑) (2018年2月21日 8時) (レス) id: 24182f5998 (このIDを非表示/違反報告)
あらりぶ(プロフ) - 弥勒さん» はいっwwこれの本編(文ストのみ)の方がもっと酷いですwwありがとうございます！しっかり先については考えてありますので、どうぞ完結迄、宜しくお願いします！ (2018年1月18日 19時) (レス) id: 2393dc673d (このIDを非表示/違反報告)
弥勒 - 何か凄い主さん！チート感満載でしょ(笑)今後の展開を楽しみにしてます(*´∇｀*) (2018年1月18日 3時) (レス) id: 24182f5998 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あらりぶ | 作成日時：2017年11月14日 18時
