夢主の過去ーその5ー ページ25
話が長くなってしまうので、結構飛ばします。
ポートマフィアに潜入して1ヶ月が経ちました。
ご了承ください
✄-----ｷﾘﾄﾘ-----
マフィアに潜入して１ヶ月たった頃。
私は、首領の森さんに呼ばれ、首領室に行った。
A『……失礼します。田島です。』
森「田島君かい？入り給え」
A『首領、どうされました？』
森「単刀直入に聞くね？田島君、君は、ブラックローズのスパイか何かではないかな？いや、絶対スパイだろう？」
A『…………っ！』
森「図星みたいだね」
A『………いつからそれを？』
森「つい最近さ。君の事が少し気になってね。調べたら出てきた、という訳さ。で、君たちの狙いはなんだい？」
A『私も知りません。ただスパイをして来い、と言われただけなので……』
森「そうか……ところで君、もし良かったら、私の組織に来ないかい？」
A『………なぜですか？』
森「君のことを調べている時に分かったことなんだけどね？君は、孤児院に居て、抜け出し、ブラックローズのボスに拾われ、育てられた。そうだろう？」
A『………そうです』
森「だよね？君にとって、拾ってくれたブラックローズのボスは、恩人だろう？」
A『はい。勿論です。』
森「これを聞いても、同じことが言えるかい？」
森さんはそう言うと、録音機のような物を取り出した。
その録音機から聞こえてきたのはーー
『A、俺の事完全に信じてるな………ﾌﾌﾌ……これから裏切られるとも知らずに………』
少し合成じみた声だったが、確かに懸さんの声だ。
A『な………んで………？』
森「これがブラックローズのボスの本性だよ。これでも君の恩人と言えるかい？」
A『……言えません。今まで私を騙してたなんて……あの人だけは、信頼してたのに………』
森「こういう事だよ。田島君。君をマフィアに入れたい理由は、もう一つある。君の能力、幻想空間は、素晴らしい能力だ。その能力があれば、マフィアでもずっとやっていけるだろう。」
吃驚した。
私の異能をよく言ってくれる人はいなかったからだ。
懸さんにも、勿論、孤児院の先生にも、君の異能は素晴らしい、ずっとやっていける、なんて言われたことなんかなかった。
でも、森さんは、私の異能を素晴らしい、と褒めてくれた。
こんな人は、初めてだ。
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新ちゃん(プロフ) - 深都紀さん» ありがとうございます！！これからも応援していただけると光栄でございます！！！ (2018年11月19日 22時) (
レス) id: 67cf4cd667 (このIDを非表示/違反報告)
深都紀(プロフ) - おぉ、続編…！おめでとうございます！これからも応援してます (2018年11月19日 21時) (レス) id: 576426a2a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：新ちゃん | 作成日時：2018年4月2日 10時
