波乱の予感2 ページ34
あの後すぐお城の中に戻った
くよくよしていてはダメだ。
そう思いまだ話しかけていなかった貴婦人達に声をかけていく
「A様、そのネックレスはどこのブランドですの?」
「晋助さんからの贈り物なのでどこのブランドかわからないんです」
晋助様からの贈り物!仲がよろしいのですねと貴婦人に褒められ照れてしまう
このネックレスは晋助さんが私が銀魂王国に来た日にくれた物…
“どうだ、気に入ったか?”
“はい!ありがとうございます。晋助さん。一生大事にします!”
そう、初めて貰った贈り物だ。
「きっとA様の為にお作りになったのね」
「そうですわ!まぁ羨ましい」
本当に晋助さんが私の為に作ってくれたのかは分からないがそうであったら嬉しいな。そう思っていると
「姫麗、そのドレスとても似合っているわよ」
「ありがとう。お母様」
私の後ろから宝生夫人と姫麗さんがやって来た。
私と話していた貴婦人達は宝生夫人が来ると目を逸らし始めた。
(どうしたのかしら?)
宝生夫人はすれ違いざまに私の顔を見て
“早く話しかけてなさい”
そんな目で私を見ていた。鋭くてキツイ目…
宝生夫人の後ろにいる姫麗さんも同じように見えた…
…さっきはあんなに睨んでいたのに
私が話しかけないと気がついたのか宝生夫人と姫麗さんは面白くなさそうな顔をしてその場を後にした。
「見て、A様が宝生夫人と姫麗さんに話しかけなかったわよ (ヒソ」
「やっぱり
離れて見ていた貴婦人達が一斉に騒ぎ始めた
まさか晋助さんに関わる事とか!
そう不安に思い俯く、どうしよう私…
「いい加減にして下さい。A様がお困りですよ」
ある一人の女性がそう言うと急に静かになった
「貴方は?」
「私は先代国王の娘の青葉と申します。少しお時間をよろしいですか?」
そう言われ私は青葉さんについていった
「お妙さん。宝生親子を蛇か蛙のように嫌っている青葉夫人の登場よ。これはひと荒れありそうね」
「楽しみだわ。こんなにワクワクするのは初めて」
二人は面白そうに話しているが他の貴婦人達はオロオロしている
それを遠くから煙管を吸いながら見ている女が
「やれやれ面倒な事になったものじゃ」
煙管を懐にしまうとその女は何処かへ行ってしまった
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梍鵺(プロフ) - 桂さんのことをズラでは無くヅラと呼んでいる筈です。間違っていたらすみません。 (2019年10月11日 23時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいり(プロフ) - KAGUYAさん» ありがとうございます!更新頑張っていきます! (2017年5月29日 21時) (レス) id: 362e68c016 (このIDを非表示/違反報告)
KAGUYA - この小説本当に大好きなんです!!高杉さんがイケメンです!!更新頑張って下さい!! (2017年5月29日 21時) (レス) id: dab75e8136 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいり(プロフ) - ななさん» ☆ありがとうございます!更新頑張りますので応援よろしくお願いします! (2017年5月27日 20時) (レス) id: 362e68c016 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - この小説大好きです!面白くて読んだあとつい☆連打してしまいました(笑)更新頑張ってください! (2017年5月27日 17時) (レス) id: 280c375423 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆいり | 作成日時:2017年5月26日 12時