銀魂王国の俺様王子と内気な姫

結婚します ページ4

「Aごめんね」

そう泣きながら私に謝罪の言葉を述べるお母様


食事が終わった後、お父様とお兄様は高杉王子と私の結婚の話をするために部屋に戻られた。
どうやら銀魂王国からの使いのものが来ていたらしい。


「謝らないで下さい。お母様」

いつかは誰かと結婚するのだからとお母様を慰めた。








「式は一週間後だ。三日後には城を出る事になる」

「はい、わかりました」

夜になり、銀魂王国の使いとの話が終わったあとお父様からそう言われた。

どうやら部屋の用意がもうできているため、1日でも早く来て欲しいとの事らしい。


(随分と急だな…)

心のなかでそう思ったが口には出さず心の奥にしまった。


「三日後は私も一緒に銀魂王国に向かう。高杉王子と条約を結ぶ為にな」

「条約ですか？」

「あぁ、お前を嫁がせる代わりに桜蘭王国には二度と攻撃してこない。友好な関係を築いていこうと」

少し嬉しそうに話すお父様
そうよね、銀魂王国はこちらが何もしてなくても大砲を撃ってきたり、奇襲をかけてきたりと
何かと揉めていた。

その度にお父様が頭を抱えているのを知っていたから…


「早く寝なさい。明日からは準備を始める」

「わかりました。おやすみなさいお父様」

そう言い自分の部屋に戻った。




(そう言われたって寝れないわよ…)

(どんな人かな？ 確か高杉王子って…)


「俺様王子…」

確かそう呼ばれていた。

「私大丈夫かな…」


早くも自信をなくしそうです

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