治らないなんて希望を捨てないで【小説】

寝起き 涙 ページ18

｢…！？｣

…朝…何か夢を見ていた気がする…思い出せないけど…

まぁ、夢は忘れやすいからいいや…

と、朝起きて初めに行くのは鏡。

｢…あら、最悪…｣

寝ている間の涎のせいで右頬に線が引かれたようになっていた。透明に。

｢…今日はマスクね…｣

と、箱からマスクを出し、付ける。

水で顔は洗えないので、そのまま着替える。ちなみにお風呂で一気に洗うので心配なく。




暫くすると朝ごはんも済ましてしまった。

｢ご馳走様…暇だな…何かする事あるかしら…｣

…カーテンを開けるのを忘れていた。

開けると暖かい日差しがくる。

それを見て携帯で天気予報を確認する。

…今日は晴れね…外でも出かけさせて貰おうかな。

｢ええっと…今日はどこに行こうかしら…

…今月渡したかしら…あ、前に気になるやつは…

…後動物何あったかしら…あのお店のは良いのよね…別の商品を…｣

今していることは買い物リスト作り。

誰に何をあげようとか買いたい楽譜とか何だっけ…とかを整理するの。

今日はお買い物が主かしら…他に行くところあったかしら…郵便局は大丈夫かな。

って感じで書いているのよ。



｢…出来た！｣

これで少し暇を潰したら午後からお出掛けしましょう…

…それまでピアノ弾いていようかしら。



…この曲はあの子を思い出すわね…

そうだ…手紙でも書いて届けてみようかしら。

と、演奏していた手を止めて別の椅子に座る。

棚からペンを便箋をとった。

｢…あら、もう少なくなっちゃたわね…今日買ってきましょう…｣

手紙を書き始める前に買い物リストに便箋、と書いておく。

車のキーと一緒に置くと、手紙を書き始める。

｢ええと…〜〜ちゃんへ…







…今日はこれぐらいかしら。｣

文字が書かれた便箋を封筒に入れて切手を貼り、宛先を書いてお出掛けバッグに入れる。

｢…何しましょう…

…他に暇な人居ないかしら…｣

まだ昼は迎えていないので廊下に出てみる事にした。

部屋を出てきょろきょろしながら歩いてみる。

｢…うーん…暇な人居ないかしら…｣

小声でそう呟きながら。




✂- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -

これで大丈夫ですかね…？

車免許取ってることにしてすみません(＞_＜;)

繋げてもらっても構いませんし、繋げなくても大丈夫です！

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