参拾捌 ページ39
お話の前に…
ジェルくんお誕生日おめでとうございます！
今回の話は、過去の話が出てきます。
それは「Always」の曲を
私なりの解釈にして物語にしました。
ジェルくんside
今日は俺の誕生日！
俺にとって大切な日。
今はあの雑貨屋さんに向かってる。
学校でもソワソワしていた。
はやくAが俺のおかげで笑っているところを見たくて
喜んでるところがみたくて…
中学二年の時、
当たり前に疲れて、期待されるのが疲れて
自暴自棄になっていた。
誰かの助けすらも「自分って最低なヤツだ。」と想い
なんども手を振り払った。
「俺の苦しみがお前なんかにわかるわけがない。」
大好きな仲間の言葉もただ怖かった。
こんなことしてたらみんな離れていってしまう…
自分を強く見せてなくちゃ嫌で、
無理してピアスをあけた。
今になって気づいたって遅いんだけど、同じ頃莉犬もピアスをあけた。
莉犬「お揃いだね。」
莉犬は俺の悲しみを一緒に背負ってくれようとしていたのに
心に理解する余裕すらなくて
なにも言わずにあの場を立ち去ったこと。
昔のことを思い出してたら重くなってしまう足取り。
でも、
辛さ、苦しさ、全てに色はあるから。
色とりどりだから、汚いけど、綺麗な世界や。
俺は俺だけの色で。
そう決めたんや。
ガチャ…
ジェル「あ。」
莉犬「あ。」
ネックレスを取りに行った雑貨屋さんのテーブルに莉犬とAが座ってた。
莉犬は大きくため息をついて席を立った。
莉犬「今日だけだからね。」
バックを持って去り際に何かを押し付けるようにして帰ってしまった。
取り残された俺とA。
ジェル「何してたん？」
『んー…まあまあ、とりあえず座ってください。』
莉犬が座っていた席に座るとAは恥ずかしそうに箱を渡してきた。
『誕生日おめでとうございます。』
箱を開けるとネックレスが入ってた。
しかも、俺Aに買ったやつとイロチの。
ジェル「知ってたん？」
『莉犬くんに教えて貰って。』
ジェル「そっか…ありがとな。すっごい嬉しい！」
莉犬からのも開けるとピアスが入ってた。
口は悪いけどいつも寄り添ってくれる莉犬なりの祝いなのかな…
ジェル「おれも、Aに上げたいもんがあるんや。」
俺は箱を渡した。
ジェル「いつも一緒にいてくれるお礼や。」
『え、…わぁ！ネックレス！』
色違いだ！なんてはしゃぐ君。
どこまでも可愛い君を見れた。
最高の贈り物だ。
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水 - 私、夢主ちゃんの性格好きだわ。この作品見てると推しへの愛が深まりますね〜！！(*‘ω‘ *)なな〇り。くんがもうお母さんでかっこいい…もう鬼滅のキャラ含めて全員かっこいいです！可愛いです！！続編をこれから読むので、楽しみながら読んできます！応援してます！ (2021年1月8日 10時) (
レス) id: 1545092677 (このIDを非表示/違反報告)
Ri_(プロフ) - 累計11万人突破！ありがとうございます！ (2020年12月11日 23時) (レス) id: b730aebedb (このIDを非表示/違反報告)
Ri_(プロフ) - KAINkunさん» ありがとうございます！！ (2020年11月21日 22時) (レス) id: b730aebedb (このIDを非表示/違反報告)
KAINkun - 拾漆ページ、「上限の似」じゃなくて「上弦の弍」ですよ。面白いです！これからも頑張って下さい！ (2020年11月21日 22時) (レス) id: b78a3cc888 (このIDを非表示/違反報告)
Ri_(プロフ) - 夜空さん» あ！ほんとでした！ありがとうございます！ (2020年10月18日 19時) (レス) id: b730aebedb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ri_ | 作成日時：2020年7月17日 21時
