今宵は月の元で「鬼滅×すとぷり学園」

似拾 ページ21

Aside

あれ？なんでこんな怒られそうな雰囲気なの？

え？なんでみんな怖い顔してんの？

ななもり「何があったの？」

いつもより低い声音。ガチだ。

でも、ここで言ったらあの女の子たちが…

『えーっと…えーっと。』

ななもり「嘘ついたら許さないよ^^*」

『( 'ㅂ')ﾋｯ…』

ななもり「あの女の子たちでしょ？前にいじめられてた。」

おっととぉ？なぁんで分かった？

エスパー？

ななもり「言って？」

『閉じ込められました…』

ななもり「やっぱり…で、あのドアは誰が？」

『私が蹴破りました。あ。』

ジェル「蹴破った？」

『間違えました。女の子たちが行き良いよく閉めた反動で壊れたので。』

るぅと「じー( ⚭-⚭)」

『ほんとです！』

るぅとくんまじで目線が怖い。

莉犬「とりあえずAは休んで！」

布団を被せられた。無理やりに。

ぐぬぬ…





さとみside

中々帰ってこないから嫌な予感がしてみんなで探した。

いないとは思ったけど、一応裏側の倉庫を探した。

暑くて汗を拭い、できる限り日陰を歩いた。

角を曲がった時…倉庫前に倒れてるAを見つけた。

倒れ方から中にいたんだろう。

暑い中日向に横たわっていた。

喋ったから抱いて保健室に運ぼうとしたけど、だんだん

受け答えが曖昧になってきた。

危ない。

でも、なんであんな所に…

俺はただ必死に走った。

熱いAの体をしっかり抱きしめて。



Aはいじめられていた。

今は寝ているから詳しく聞けないけど、

すっとAは隠してるつもりなんだろうけど

シューズが無くなっていることも、わざと足をかけられていることも。

俺たちは全部知っていた。

鬼のことで頭がいっぱいなんだ。


ゴメンな、A。


助けることが出来なくて…

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