私が入った吹奏楽部は平均身長が高い【ハイキュー】 (ページ8)

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チャラチャラしてる先輩もいるんだページ8

「クロちゃん手出しちゃだめだよ！いくら早川ちゃんが可愛いからって！！」

「はぁ〜ん？サックスに女の子がいないからって僻まないでくれます〜？？」

「残念でした、俺は今年も一年生の子にキャーキャー言われちゃったもんね〜」

なんですかこれ？？(困惑)

黒尾先輩と及川先輩が言い合いしている横で、おすすめって言われた楽器を見てみる。綺麗だし、手入れはされてるっぽい。ちょっと古い感じだけど、4番ピストンが下の方にあって私は好き。

「これにします」

まだ言い合いをしている二人に声をかけると、ピッタリと言い合いをやめて、グッジョブの出した。

「優秀な後輩ちゃんだね☆」

「つーか及川、自分のとこは良いのかよ」

「サックスに部活推薦入らなかったんだよね」

あーあ、可愛い女の子入ってこないかなぁ、などとぼやきながら、及川先輩は帰っていった。

「じゃあ教室行こうか。普段はここから楽器持って2年の教室使わせてもらってんの」

「・・・ここから」

「そ、ここから」

重くないか？？？？死なないか？？？？

「えーっと、メトロノームと譜面台と〜」

ひとまず手の平に食い込む重さには知らぬふりをして、黒尾先輩とともに歩き出した。

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「早川ちゃんは好きな曲とかある？コンクールの曲は決まってるけど、今から主張しておくと定期演奏会とか文化祭で演奏できるかも」

「好きな曲・・・そうですね、『マードックからの最後の手紙』は思い入れがあります。中学時代に一番最初に演奏した曲なので」

「あ〜、マードックいいよな」

「コンクールは何を吹くんですか？」

「課題曲Ⅰの『やまがたふぁんたじぃ〜吹奏楽のための〜』、自由曲が『アンドレア・シュ二エ』。ほんっと、いい性格してるわ」

「はぁ・・・」

そんなことを喋りつつ、足早に３階へ向かう。夢ケ丘学園は４階建てで、上から１年、２年、３年の教室があって、１階が自習室。それが北棟で、南棟に生物室とか職員室とかがある。つまり、毎日私達は４階まで授業を受けに行って、１階に戻って別館へ向かい、楽器を持って３階まで行かなければならないということ。３年は受験もあるから、２階の使用はＮＧ。

ひとまず楽器を置きたい。好きだけどやっぱり重い。

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コンクール曲を決定しました。課題曲は２０２２年度のものです。
いずれ詳しく書いていきますが、私自身は演奏していないものなので、違うところもあるでしょうがご了承ください。