85話* ページ43
「・・・・・こんにちわ」
「・・・・・・・・こんにちわー・・」
・・・・待て。
状況がつかめない。
なぜ、忘れ物をとりかえったはずのフランは
ソファでテレビなんかをのんびりみているのだろうか。
「・・・・・・・・・・・・・忘れ物・・・」
「・・・・・ハ・・・・・？」
「・・・・・・フラン、忘れ物は・・・・・？」
会話がかみ合わないなか
私がそう問うと フランはぼけー・・・っとしたあと
何かに気づいたのか、
ハッとしたように私の顔をみた。
「・・・・え？・・・」
「・・・・そういう設定だったのかー・・・」
「・・・・いやいや、話つかめないんですけど」
私がそういうとフランは
よっこいしょ と一言、私の目の前に立った。
「・・・・・・・・・・いろいろ考えたんですー」
「・・・・・・・・・・・え？・・・あ・・うん」
「・・・・・・・でも、何か忘れてるような気がして・・・。」
「・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・テストも悪かったみたいですしー」
「・・・・・・・・・・っぐ・・・。」
「・・・・・・その馬鹿さもどうにかしないといけないしー・・」
「・・・・結局、何が言いたいの。何が」
フランはふぅ・・とため息をつくと
口角をちょっぴりあげ私をじっとみて
「・・・・・・・・・・もう少し、傍にいてあげますよ」
・・・・そういった。
「・・・・・・・・・・・・・・え・・・・？？」
「・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・に・・・任務は・・」
「全部堕王子におしつけましたー」
「・・・・・ボスさん・・・怒られないの？」
「・・・・・まぁ・・・・・それはどうにかしますー」
「・・・どうにかってっ・・」
私のせいでフランが怒られるとどうしよう・・
そう考えていると
いきなり腕をつかまれ
そのままフランの腕のなかに引き込まれた
「・・・・・・・・全部、ミーのわがままなんですー・・」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・アンタがいないと、今のミーは生きていけません・・」
「・・・・・フラン・・・・」
初めて甘えられたかもしれない。
・・・・もしかしたら、ほんとは止めるべきだったのかもしれないけど
私はそのぬくもりを受け止めるかのように、小さく彼の背中に腕を
まわしたのだったーー・・。
(第２章、終了)
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碧みんく(プロフ) - がんばってくださいっっっ！！興奮しました((萌えました(((((((殴 ３章楽しみです♪♪ (2015年3月10日 22時) (
レス) id: 4c374be14d (このIDを非表示/違反報告)
虹オオカミ(プロフ) - 林音さん» 公立終わったんですねっ！お疲れ様です！！頑張ったんですもん！林音さんなら大丈夫ですよっ！！ (2015年3月10日 22時) (レス) id: 57049296da (このIDを非表示/違反報告)
林音(プロフ) - 虹オオカミさん» 公立終わりましたよーっ！これから更新がんばります！ たぶん公立落ちたかと・・（（ (2015年3月10日 20時) (レス) id: 7976207916 (このIDを非表示/違反報告)
林音(プロフ) - 山さん» 私も、書いててベルのほうがイケメンになってしまっていることに気づきました（（ ありがとうございます、がんばります* (2015年3月10日 20時) (レス) id: 7976207916 (このIDを非表示/違反報告)
山 - フランを応援するベルに惚れました…… 楽しめる作品でニヤニヤしつつ読みました。……何を書きたかったか分からないですねスルーしてください（笑） (2015年2月27日 0時) (レス) id: d48879ed35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林音 | 作成日時：2014年7月26日 22時
