第23話 ページ27
湊side
雨の音で目を覚ますとしんの姿が見当たらなかった。寝室には、ザアザアっと雨の音が響いていた。
「っ…頭、痛え」
(しんは、先に起きたのか…)
ゆっくりとベッドから体を起こした。頭痛に耐えながらリビングに向かった。リビングに行くと朝ごはんを準備しているしんの姿があった。
「…、はよう‥しん」
晋一郎「おはよう、兄さん。」
そのまま、しんに抱きついた。しんは、不思議そうな顔しながら俺を見た。
晋一郎「どうした?」
「頭、痛えの。」
晋一郎「低気圧のせい?」
「うん。」
あぁ‥頭がズキズキして痛い。なんで、今日に限って頭痛が起きるんだよ。勘弁してほしい…。
晋一郎「薬、飲んだ?」
「飲んでない。でも、もうちょっとだけこうさせて」
しんに身を委ねた。しんは、気にせず、せっせと朝ごはんの準備を進めていた。
晋一郎「兄さん。はい、あーん。」
「ぇ…あーん」
しんに何かを口に含まれた。それを舌でプチュっと潰しながら食べた。
晋一郎「蜜柑だよ。甘くて、美味しいでしょ?」
「美味しい」
晋一郎「その蜜柑、スタッフさんから差し入れでもらったんだ。」
「そうなんだ。‥、その蜜柑でデザート作るのありかも‥。」
晋一郎「それは、良いね。」
そろそろ、薬飲もう‥。頭痛に耐えるのキツくなって来た。まだ、こうしてやりたいけど、我慢しよう。
しんから離れ、薬がある引き出しを開けた。瓶から玉型の薬を手のひらに乗せて飲んだ。
(効いていけば、少しは良くなるだろう。)
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暁(プロフ) - Reyさん» いえいえ！これからも応援しております。小説を書く楽しさとそれに付与する大変さはおれも知っているので。 (2021年5月26日 23時) (
レス) id: 6f3d3856ac (このIDを非表示/違反報告)
Rey(プロフ) - 暁さん» ありがとうございます! (2021年5月26日 21時) (レス) id: cb17b3ad06 (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - 更新お疲れさまです！ (2021年5月26日 17時) (レス) id: 58763dced6 (このIDを非表示/違反報告)
Rey(プロフ) - しばいぬさん» コメントありがとうございます。したにある名前設定から変更できるはずです。 (2021年4月26日 7時) (レス) id: cb17b3ad06 (このIDを非表示/違反報告)
しばいぬ - すいません。あの、名前変換出来ないのですが… (2021年4月25日 22時) (レス) id: d4c80fd2dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rey | 作成日時：2021年2月23日 13時
