蜘蛛_ ページ23
また、目の前で仲間が倒れた…。
やっぱり僕のせい…?
僕が生きてるだけで皆不幸になるのか…?
谷崎「くっ…敦 くん…逃げ ろ……。」
ナオミ「う……」
敦「!(皆、まだ息がある……)」
その時、国木田さんとAちゃんが言ってた言葉を思い出した
『自分の人生は自分で描くの。
自分の思うように、正しいって思ったことをすればいい。』
『貴様も今日から探偵社の一隅。社の看板を汚す真似はするな。』
敦「うわぁぁぁああ!!」
僕は芥川に向かって走った
芥川「玉砕か、詰まらぬ」
うまく芥川の背後に滑り込んだ。
落ちていた機関銃を拾い芥川の背中を的に乱射した
芥川「今の動きはなかなかよかった。しかし所詮は愚者の蛮勇。
云っただろう。僕の黒獣は悪食。凡るモノを喰らう。仮令それが『空間そのもの』であっても。」
A「空間を断ち切る…なんて…」
芥川「着弾が飛来し着弾までの間の空間を1部喰い削った。槍も炎も空間が途切れれば僕まで届かぬ道理。」
敦「そんなの…攻撃の仕様が…。」
......................
この時、Aはふと安堵していた。
それはきっと'守っていた存在がここまで力を付けた'という喜びからか
それでも指名手配される程人を殺したマフィアの一員というのは変わらない訳で
芥川「そして僕、約束は守る」
束の間
黒い何かが私の横を通った
気がついた時にはもう遅い
敦「うわああああ!!」
A「あ、敦くん!?龍!!」
樋口「(龍!?芥川先輩にその様な呼び方をするなど!!)」←
芥川「言ったはずだ。抵抗するならばば次は脚だ、と。
……何ッ」
A「敦…くん……」
敦くんはだんだん虎の姿になっていて、壁に這っていた
芥川「そうこなくては」
完全に虎になった敦は芥川に飛び掛った
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作者名:Re-VI@TAN | 作成日時:2018年4月1日 13時