☆１８９ ページ42
ーーｱﾆSideーー
ｶﾞﾁｬ
屋上のドアを開ければ
振り返る女
眞白「ちっ…女かよ」
ｱﾆ「女の私で悪かったね」
眞白「今 部活中でしょぉ？体育館帰りなよ〜」
ｱﾆ「部活なら終わりました。
ねぇ 眞白さん 6時から何する予定だったの？」
眞白「…！…何もするつもりなかったわ」
そんなびっくりしちゃって…
そんな嘘で私が
ｱﾆ「…そっか。じゃあこれ誰のかな？」
私がポッケから取り出したのは
さっきｱﾙﾐﾝから渡された【超小型ナイフ】
眞白「なにそれ？私のじゃないよ？」
あーあ…
ｱﾆ「誰もアンタの物なんて言ってないけど？」
眞白「え？そーなの？知らなかったー」
ｱﾆ「…わかりやす (ﾎﾞｿ」
眞白「なんか言った？
Aちゃんって今元気なの？
最近Aちゃんに避けられててさぁー」
ｱﾆ「あんなヤツ消えればいいのに。
何でみんなアイツを庇うの？どうして？
アイツを潰せば…みんな私のものになるのに」
眞白「！！ 何言ってるの？」
ｱﾆ「あなたの気持ちを代弁した。
もうわかったよ。
このナイフはあなたのなんだね」
眞白「え？なんで？私じゃないよ？
私そんなのもたないもん」
ｱﾆ「ほら また 髪を触る…私わかるよ？あんたの癖
【嘘つくと髪の毛触る】ってこと…」
眞白「黙れよ…((ﾎﾞｿ」
ｱﾆ「…ぁ、本性出した」
眞白「アンタなんなの!?
私の何を知ってるって言うのよ!!!!!!」
ｱﾆ「知ってるさ
貴方は逆瀬りんと親友で昔から2人でイジメてた
でも中学は残念ながら離ればなれ…」
ｼﾞﾘｼﾞﾘ迫るｱﾆ
ｱﾆ「貴方は性格が悪いため友達がいなかった。
唯一の希望だった逆瀬りんは東京に転校して帝光中へ
あなたは地元には居場所がないと考え…
だから誰も知らない…」
ｶﾞﾝｯ
眞白の靴がフェンスに当たり
もう後ろにいけないという合図を送る
ｱﾆ「アメリカの裏社会へ」
眞白「やめて…こないで…やだッ」
ｱﾆ「…Aってすごいよね〜
あの距離から落ちて… 生きてるんだもん。
貴女も落ちてみてよ。痛くないから」
眞白「いやｯｯ！…ぁ」
足を踏み外して落ちていく眞白
ｱﾆ「…あらあら…」
私も行かなきゃ
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作者名：Starose
| 作成日時：2016年12月1日 1時
