☆１８５ ページ38
ｻｼｬ「中庭…ですか？」
ｴﾚﾝ「俺たち校庭だろ？なんでここも？」
ｱﾙﾐﾝ「そんなのｴﾚﾝなら見てわかるだろ？
《中庭》なんて一番仕掛けが多いんだ。
…ほらもう見つけた。」
歩く足を止めて地面を掘る
ﾐｶｻ「それはg「そう。画鋲だよ」
ｴﾚﾝ「やめろよ！ｱﾙﾐﾝお前…手が!!」
ｱﾙﾐﾝ「こんなのどうってことないよ。
中庭はよくAと来る。Aは気分転換〜…って
いつも裸足で走り回ってた。
…ずっと見てたんだよ…あの人は
あの人はある意味Aの事をよく知ってる」
ｴﾚﾝ「…ここにも画鋲が…おっ…っと！…うわぁあ！」
運動神経がいいはずのｴﾚﾝがしゃがみながら
歩いていただけでころんだ
ｻｼｬ「ｴﾚﾝの足に…縄？」
ｱﾙﾐﾝ「…そうか…Aが気付いて
拾う可能性がある。もしそしたら画鋲だけだと
あっけなく何もならないで終わり。
だから縄で足をとって少しでも傷を作ってやろう。
簡単にそう考えたんだ」
ﾐｶｻ「…画鋲になにか紛れてる…」
手探りに画鋲の山を漁る
「「 !?!?!?!? 」」
ﾐｶｻ「…あった…」
ｱﾙﾐﾝ「…超小型ナイフ…」
ｴﾚﾝ「確かこれって…」
ｻｼｬ「…なんでも切れるやつです…
昔山で暮らしていた時よく使ってました…」
ｱﾙﾐﾝ「…あれは…皆 見て…」
不自然に落ちているリップ
ｴﾚﾝ「なんでリップ？」
そう言って近づくｴﾚﾝをﾐｶｻが察して止める。
ｱﾙﾐﾝ「…ｴﾚﾝここから先はダメだ…見てて。」
大きめの重そうな石をリップのある方向へ投げる
「「!!!!!」」
投げた石はリップと地面と一緒に
ﾎﾟﾁｬﾝ
下へ落ちて行った
ｱﾙﾐﾝ「…やっぱり」
ﾐｶｻ「落とし穴？下は…水？」
ｴﾚﾝ「なんで泥水なんだ？普通はなんもないだろ？」
ｱﾙﾐﾝ「Aは泳げないんだ」
手に木の棒を持つ
ｱﾙﾐﾝ「…この木の棒は大体170cmはあるかな
それが見て…埋まるんだ。
犯人はAが泳げないことを知って
Aより深い穴を用意した
ここに水を流せば泥水として変化する
それに…地面の中だから虫がたくさんいる
Aは虫が大嫌いだろ？
だから落とし穴形式にしてバレないように
嫌いな虫と苦手な水を同時にやったんだ」
と説明すれば皆感心してて
ｻｼｬ「…犯人は詳しいですね」
ﾐｶｻ「ｱﾙﾐﾝも詳しい…さすが」
ｱﾙﾐﾝ「ありがと 次いこっか」
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作者名：Starose
| 作成日時：2016年12月1日 1時
