☆１４８ ページ4
ーー控え室ーー
武内「今日は本当にいい試合だった
あんな点差は初めてだったのに関わらず
最後まで誰一人として諦めなかった。
アイツらはただの天才じゃない…
努力の天才だ。
見ればわかる。
どれだけ練習したか…
アイツらがいつもしているポーズの理由
《バスケに心臓を捧げる》だと言っていた。
きっとそれだけバスケを愛しているんだ。
うちは特別枠でIHに出場することになってる。
絶対に気を緩めるな」
「「はい!!!! 」」
そう言って監督は控え室を出て行く
笠松「…アイツら毎日８間練習してるんだ。
Aがよく言ってた。
アイツらは自分の生きていた世界が
全て崩れる瞬間を見たときがある。
みんないちばん大切にしていたものを失った
家族…
友達…
信頼…
笑顔…
もう生きる希望が見えなかった。
そんなとき 出会ったのがバスケだった。
どんなに辛くてもバスケをやってれば
その時だけ何も考えないでいれた…
《バスケに心臓を捧げよ》
意味は
《自分を救ってくれたバスケに恩返しを》」
「「!?!?!?」」
小堀「…ﾊﾞｽｹに…恩返し…」
笠松「…負けたのは悔しいけどよ。
やっぱり努力は裏切らないって本当なんだな」
黄 瀬「…」
笠松「…いきなりこんな話しして悪かったな 黄 瀬
ただ知って欲しかった。それだけだ。
…後10分したらまたここ集合な」
ｶﾞﾁｬﾝ
そう言い残してドアを開けると
？「Aおねえちゃん知ってましゅか？」
「「!?!?!?」」
黄 瀬「A…？まさか… 進 高のスか？」
？「そーですっ かみのけきんいろ…！
もしかして…かいじょーのひと??」
黄 瀬「そーっスけど…もしかして迷子？」
？「…(((コクリ」
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作者名：Starose
| 作成日時：2016年12月1日 1時
