☆１６７ ページ23
ー保健室ｴﾚﾝSideー
ｶﾞﾗｶﾞﾗ ｯ
ｴﾚﾝ「ｼﾞｬﾝ！ｱﾆ！」
ｱﾆ「…ぁ、…早かったね…」
見ただけでも泣いてたってわかる
ｱﾆの掠れた弱々しい声と真っ赤な目
ｼﾞｬﾝ「…」
ｼﾞｬﾝなんてぽかーんとして魂が入ってない
ｻｼｬ「みんなには一応連絡しておきました…
Aは特に立体起動装置の扱いが上手なのに…
それなのに…どうしてこんな事に… ｯ？」
ｱﾙﾐﾝ「ガス。…ガスを抜かれたんだよ」
Aを真っ直ぐ光のない目で見つめるｱﾙﾐﾝ
ｱﾙﾐﾝ「…ムカついたんだ完璧なAが...
だからこんな.....そんな醜い奴のせいで
Aがまた傷ついた…
僕はまたAの体に消えない傷を作った…
守るって言ったのに
これのどこが守れてるんだ…ｯｯ
こんなんでAを この先�犲蕕譴鵑里�よ�瓠帖�
かよ…？
そんな言葉滅多に使わないのに…
ｱﾙﾐﾝ…
お前は
自分を責めすぎてる…
ｱﾆ「ｱﾙﾐﾝのせいじゃない。これは私のせい。
私がAをしっかり見てなかった......ｯｯ
私がガスの確認していたら…ｯ !!」
ｱﾆの握っていた拳に力が入る
お前もなんでそんな責めるんだ…
責めたって誰のせいでもない。
お前らは悪くない。
悪いのはガスを抜いた張本人だ。
なんで強がるんだよ
泣きたいなら泣けよ
そう言いたいけど どうしてなのかな
Aは涙を滅多に見せなかったのに俺が泣いてる
俺が泣いてどうする
泣きたいのは他でもない…Aのはずだ
そう考えると泣けないんだ
ｱﾙﾐﾝ「Aをこんなんにしたんだ…
主犯を
Aの事を嫌いな張本人を
僕が絶対見つけてみせる」
おい A……
お前がこんな姿だから
ｱﾙﾐﾝが 光を失ってるんだ
俺の親友が
俺の仲間が
こんな顔するのは初めてなんだよ
Aと出会ってから昔より明るくなって
Aと付き合ってから笑顔がｷﾗｷﾗしてるんだよ
早く目覚ましてくれよ
早くバスケしようぜ
早く「ｴﾚﾝﾅｲｼｭｰ!!!」って言ってくれよ
早く
早く
お前を守れなかったと自分を責め続けてる
ｱﾙﾐﾝを抱きしめてやってくれよ
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作者名：Starose
| 作成日時：2016年12月1日 1時
