☆１４６ ページ2
ーー黄 瀬sideーー
足が痛いのにどうしてだろう
やっぱり負けたくない自分がいて
最後ブザービートで無理矢理ダンクを決める
「ゔぁ…！」
…やっぱり着地出来なかったっス
足に力が入らず立てない
もがいてる俺にアイツが手を伸ばす
「なんスか」
きっと俺 今 ｽｺﾞｲ冷たい目をしてるっス
それなのにアイツは 優しく笑って
A「いいから捕まってください」
あれ？なんで俺は手振り払わないんスか？
アイツは逆瀬っちをイジメたんスよ？
でも笠松さんが言ってたっスね
≪ 嫌いな奴でも助けてもらったらお礼はしろ。
しない奴は人間じゃない。クズだ。≫
「今回だけは…ありがとうっス
Aっち…」
…Aっち…
ただそういっただけで
なんでこんなに幸せな気分になるんスかね
A「！！！！」
なんでそんな嬉しそうな顔して泣きそうなんスか
A「うん。
けど…
きっとこれで最後の会話になるから…」
は？
何言ってるんスか？
あれ…どうしてこんなに寂しがってるんだ俺は…
アイツは裏切ったんっすよ？
「最後に一ついいかな
________信じてました。」
そう言って僕を笠松センパイに預け
正面に並ぶ
あれ
俺 間違ってたんスか？
俺 なんでこんなに後悔してるんスか？
でも…逆瀬っちが泣いてた
だから俺は逆瀬っちを信じた
なんか間違ってたっスか？
審判 「１０５対４８で進 撃高校の勝ち！
ありがとうございました！」
俺は笠松センパイに連れられるまま控え室に戻った
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作者名：Starose
| 作成日時：2016年12月1日 1時
