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その後
俺が翔くんを背負い
石段を降り、細道を抜け
渡辺さんの車で別荘に戻ると
俺達はリビングで静かにしていた
そこに寝室から戻ってきた
渡辺さんがリビングに来た
俺達は直ぐに席から立ち上がり
翔くんの様態を確認した
｢渡辺さん!翔くんは?｣
渡辺｢安心してください、ただの熱です
どうやら今日一日
お疲れだったご様子かと｣
潤｢そうですか、すいません
俺達が夏祭りに行かせたから｣
渡辺｢いえいえ
皆様が悪い訳ございませんので
では私は少々
必要品の買い出しに行きますので
翔様の事、お願いして良いですか?｣
｢ええ、任せてください｣
渡辺｢では｣
渡辺さんは俺達に一礼し
買い出しへと出かける
潤｢俺お粥作ってくるわ｣
和也｢潤くん、俺も
何か作れるものない?｣
雅紀｢松潤、俺も!｣
潤｢じゃあニノと相葉くんは
俺達用の晩飯お願いね｣
どうやら3人で翔くん用のお粥と
俺達のご飯を作るみたいだ
和也｢大野さん
翔ちゃんの看病してくれる?｣
キッチンへ向かったニノが
俺に振り返り、翔くんの看病を頼む
俺は縦に頷いた
和也｢じゃあよろしくね｣
──────────
寝室に入るとそこには
冷却シートを額に乗せ
寝込んで少し顔が赤い
翔くんが居た
｢翔くん大丈夫?｣
俺は翔くんの顔の横に正座して座ると
翔くんは自分の身体を起こそうとした
｢ダメだよ翔くん
まだ熱下がってないんでしょ?｣
翔｢だけど、それじゃ
みんなに迷惑だろ｣
｢迷惑じゃないよ翔くん
今は休んでなきゃ｣
翔｢でも｣
｢大丈夫、それとも
もっと体調悪くして
俺達を不安にさせたい?
もしかして翔くんにとって
俺達ってそんなにお荷物?｣
翔｢ち、違う!お荷物なんかじゃない!｣
｢じゃあ言うこと聞ける?｣
翔｢……うん｣
｢よし、いい子｣
俺は翔くんの頭を左右に撫でた
すると翔くんが
頭を撫でる俺の手を掴む
翔｢智くん、アルバムの内容って
覚えてる?｣
｢アルバムって
もしかしてあの思い出写真?｣
翔｢そう……
智くん、俺の話聞いてくれる?
ここであった思い出、全部……｣
｢うん、俺で良ければ聞くよ｣
翔｢ありがとう……｣
翔くんは熱のせいか
弱々しい声と共に笑顔を見せた
ラッキーナンバー
8
ラッキー嵐メンバー＋ドラマキャラ
深山大翔（99.9）
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作者名：LiMe | 作成日時：2019年5月18日 18時
