ZONE000 ページ2
…
…
小さな、小さな場所、その大きな画面一帯に広がる白
その中心に、彼は、佇んでいた
「……」
「ここは…ここは…どこだ…?」
「なぜ、俺は…ここに…いるんだ?」
…
…
…
「俺は一体…何者なんだ…???」
…
…
…
「!?」
彼の背中が、見えなくなり、代わりに彼の正面が見える
驚いたようで、飛び上がりつつも、こちらに視線を向けてくれたようだ
「お前…お前は…お前は…」
「…お前は…Aだ…そうだろう…?」
「お前の…名前は出てきた…しかし…お前が俺にとって…どんな存在だったかは…忘れてしまった…」
「なあ、お前は…俺の正体が…何なのか、知っている…のか?」
「…」
「こちらに、話しかける事は…できないのか?」
「…」
「わかった…だが、俺は、自分の正体が…知りたい…」
「付いてきて…貰えないか?」
…
…
…
「感謝する…A…」
貴方は一向に選択の余地、というものは与えられなかったが、無事彼を操作する事が叶ったようだ
そして、彼を操作し、真っ白な道の先に行くと、建物が見えた
他の背景と同じく、白い、そして、その建物は何処かで見たことのあるような物だった
その建物にはどうやら入り口が一つしか存在しないようで、他に探索するべきところはないようだ、貴方はその扉の向こう側に進もうとする…
「!!!待て…」
「そこにいるのは…誰だ…」
…
…
「おーと!バレてしまったね、実に残念、まあ、バレるのは当たり前だけどね」
建物の中から、誰かが出てきた
本来背景以外が白黒のこの世界に対し、
その誰かは
とても特徴的な、赤い髪をしている、服装はこの世界の住人達に似ているが、少し違う
そう、貴方が知るはずのない誰かが出てきた
「いっやぁ、まさかこんなに早く来るとは思わなかったよぉ、ヘッヘッヘ」
セリフが出てくると、中性的なヘヘヘッという笑い声が聞こえに来た
顔のグラフィックは短髪で中性的な顔立ち、目は影で見えないが、ニッコリと歯を見せて笑っている、もしかしたらにやけているの方が近いかもしれないが…
「やあ!!プレイヤーにバッター君!初めまして!会えてとてと光栄だよ!」
「プレイヤー…?バッター…?」
「ヘヘッ、そうだった、ごめんよ、プレイヤーってのは、君の真後ろにいる人形師、Aのこと、んで、バッターってのは君のことだよ」
「…!おまえは…俺のことを知ってるのか?」
「…さあ?まあ、とりあえずついておいでよ」
そう言葉を残し、扉に入っていった
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シュガー - Repaint…素敵な世界観(?)ですね!とても面白いと思います!今はまだ、出来ないですけど、もしよろしければOFF派生を作る参考とさせていただいても良いでしょうか? (2018年2月18日 8時) (レス) id: fd426a3898 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Repaint | 作成日時:2017年1月29日 17時