橙に幼馴染がいるらしい【stpr】

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前を走っていたタクシー…つまり、わたしと子供組の方が先に着いた。

外で待ってるのも良くないので、先に中に入ったわたしたち。

大人組を待つ間、お酒にはお摘みが必要！なんて言ったころんの一言で、子供組はお摘みを買いに行くことに。

送り出してから少しした後、玄関が開いた。


　「Aの部屋だァー！」

さ 「うるせぇ、早く入れよｗｗ」

な 「お邪魔しまーす」

　「A〜！！！」

　『うぐっ、』


何か作れないかな、と冷蔵庫を物色していたら、直人に突進された。

そしてそのままバックハグされる

普通に痛い。


な 「あれ、子供組は？」

　『そこのコンビニで摘み買いに行ってる』

子 「ただいまぁー！」

　『おかえり、何買ってきたん』


るぅとくんが差し出してきた袋を見ると、中にはお摘み類と…


莉 「あ、それころちゃんの坦々麺」

　『普通に食うもん買ってんじゃねぇか』

こ 「お腹空いちゃって…」

　『いいけどさ…
　さ、みんな何飲む？』


ビール、…となに、何て？

わたしは聖徳太子じゃないので聞こえませんでした。

酒専用冷蔵庫を漁る。


莉 「あ、ねぇねぇさとちゃん」

さ 「んぁー？」


楽しそうに会話してんなぁ。

いまだにわたしにベッタリ状態の直人。


　『直人、これ持って行って』

　「はーい」


缶ビールと適当に缶チューハイ、あとなーくん用のノンアルカクテルも渡す。


る 「ねぇ、Aちゃん。」

　『んー？』


後ろからちょんちょん、とつついてきたるぅとくん。


る 「Switch使ってもいいですか？」

　『ええよ』


ぱぁ、なんて顔を輝かせたるぅとくんは、リビングに戻っていった

戻ってきた直人はわたしの隣に立った


　「A、俺ウイスキーがいい」

　『水？ソーダ？』

　「ロック」

　『きっしょ』


ウイスキー飲めるけど、ロックは無理。

直人にウイスキーの瓶を渡すと、喜んでリビングへと向かった。

わたしはスミノフアイス片手にリビングに行くと、直人がソファに座っていて、その隣を叩く。

…座れと？


　「Aはここ！」

　『はいはい…わたしの家なんだけどなぁ』

さ 「うぃー、かんぱーい！！」


咲斗の一言でみんなの缶やら瓶がぶつかり合う。


こ 「飲みゲーすんぞ！！」

　「なーくん、飲むのは俺に任せてな？」

な 「ありがとうジェルくん…！」

さ 「Aも強制な♡」

　『だる。』


普通にゲームしてただけなのに。


わたしの記憶は途中から消えた

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