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『おはよう、さとくん。…朝からごめんね?』

「いいよ、全然。おはよう、Aちゃん」


朝7時半すぎ。
俺はAちゃんの家に来た。


「俺思ったんだけどさ」

『んー?』


俺の分も朝ご飯を作ってくれてるAちゃんに声をかけると、何かやりつつも返事が来る。


「Aちゃんと会社に行って荷物まとめよ。そしたらすぐ帰れるし、そのままSTPRにも行けるっしょ?」

『確かに…!』


それからAちゃんのパンケーキ(まじ美味かった)を食べて、Aちゃんの着替えを待つ。

お待たせ、そう言ってリビングに戻ってきたAちゃんはスーツ姿。


「…よし、行くか」

『う、うん…。』

「…大丈夫、俺がついてるから」


Aちゃんが頷き玄関に向かう。俺もその後を追った。



















社「何を言っている?」


社長 なんて称号を与えられたおっさんが睨みをきかせてくる。
わりぃな、俺はそんなん効かねぇんだわ。


「ですから、上ノ神を退職させて頂きます。」

社「どこの誰かも分からないお前に上ノ神の何が分かる?彼女はこの会社の逸材だぞ?」

「しらばっくれないでもらっていいすか?…僕、彼女から扱いを聞いてるんすよ?」

社「ほう…?」


おっさんが睨む、けれどその視線は俺を通り越して後ろ…つまり、Aちゃん。

その視線は余計なことを言ったな、なんて言いそうな顔だった。


『ひっ…、』

社「…せっかくこの俺が貴様を採用してやったというのに…」


最初から最後までクズだったな


そう聞いた俺の中で何かが切れた。


「おい、おっさん。」

社「おっさん…!?貴様、口の利き方を…!」

「ごちゃごちゃうるせぇ。」

『ちょ、桃夜く…「Aは黙ってろ」ぇ、』


俺はおっさんの胸ぐらを掴む。


「Aの凄さ、何も知らねぇだろ。Aはちょっとのことしたらこの会社の大事なデータも消せるぞ?なぁ、A?」


本当に消せるかは知らんけど。


『え、あ…、…うん、消せるよ』


そう言ったAちゃんの目付きが変わり、口元をニヤッと歪ませる。

この子、いろいろ溜め込んでたんだろうな、本当。


社「そんな馬鹿なことっ…、」

「な?てめぇはAの何を見て知ったかぶりしてんだろうな?」


その時だった。


「まぁ、そんな社長もここでおさらばってことで!」

『え?』

「…何でここに…」


後ろを振り返ると、そこにはなーくんとるぅとがいた。

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unknown - 初コメ失礼します。「にっこり^^調査隊のテーマ」ですよね!いい曲だから私も好きです! (2022年5月23日 21時) (レス) id: 0556fb53c6 (このIDを非表示/違反報告)
菜月(プロフ) - マメさん» そうです!にっこり調査隊です!!! (2022年5月13日 10時) (レス) id: 8b5c3e2bd3 (このIDを非表示/違反報告)
マメ - 最初の文章、ニッコリ調査隊のテーマじゃないですか⁉️ (2022年5月5日 17時) (レス) id: 1683d31495 (このIDを非表示/違反報告)
マメ - 最初の文章、ニッコリ調査隊のテーマに似てますねww (2022年5月5日 17時) (レス) id: 1683d31495 (このIDを非表示/違反報告)
菜月(プロフ) - ネコ日和。さん» あああああありがとうございますぅぅううぅぅぅぅぅう!!!!そう言って頂けるのは本当に嬉しいです……!!!!!!!! (2022年4月30日 0時) (レス) id: 8b5c3e2bd3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:菜月 | 作成日時:2022年4月18日 14時

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