アオハル

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「 やろうな、ドン引きやわ 」

廉「 今は！い！ま！は！ 」

「 あーあーそうでっか！！ 」




サイダー買ってきたろか？
って 笑う廉。

そんな廉に イライラが増す。




「 食べ物に釣られると思うな棒！ 」

廉「 棒やとこら！ 」

「 うっさいハゲ！ボケ！ 」






そう言って 前髪をぐしゃり。








……… あれ、嫌がらん。




「 なんで！弱点やろそこ！ 」

廉「 いやだってお前やし！ 」

「 もういい！平野先輩と行く！ 」

廉「 は！？おまっ … それは！ 」





ふい、と そっぽを向いて、
携帯を手に取る。





「 あ、もしもし平野先輩！
今暇してますか？ 」

「 ほんまですか！
ならプリン買いに行きましょ！
あーはい、平野先輩のお宅で！ 」




廉「 アホか！ 」

「 あ、ちょっと！ 」





ひったくられた 携帯の画面は真っ暗で。
廉がきょとんとする。


よし、勝った。




廉「 騙したな！ 」

「 だって廉が構ってくれへんから！ 」

廉「 素直に構ってって言えや 」

「 そんなん出来るわけないやろ 」






そう言うと、
「 ワガママな姫やわ〜 」
って 私の手を引いて。








ほら 行くで、って笑った。

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