【ポケモン】マーベル&メーリ地方を旅しましょ【募集計画】小説版Part2 (ページ16)

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クリスマス編18話【孤独】ページ16

扉を開く。
目線がアクタとマリとルリに向けられる。

…まぁ、主にマリとルリに目線がいくように仕向けているのだが。
アクタは扉の影。

スミレ「キャー！2人とも可愛いー！」

他も口々に誉めていく。

ヴァニラに誉められたマリは顔を赤くしながらも対応している。
ルリはそんなマリを見ながらニヤニヤしてた。んで怒られてた。

アクタ(さっさとくっつけば良いだろ、あの2人。)

扉の影になって、見守っていたアクタ。やり過ごそうとしながらそう思った。
ハッキリ言ってしまえばもどかし(((

そこに、悪魔の言葉が聞こえた。

スミレ「…アクタは？」

マリ「あぁ…アクタさんならそこに…ほら、腰のリボン見えてる！」

アクタ「…！」(アイツ…ッ！)

ふーん…という言葉と共に近づく足音。
…それよりも先に、ナースの姿が見えてしまったが。

マリ「…私が恥を捨てて出ていったのに貴方は出ていかないの？…ねぇ？」

真っ黒な笑みと捕まれた腕。
終わった。

スミレ「見つけた…アクタ！意外と似合うじゃない！www」

アクタ「くっそ…覚えていてくださいね…」

2人によって強制的に引きずり出される。
そして、笑う者が続出。

しまいには、

アーテ「アクタ似合ってる！女の子みたい！」

アクタ「お前もスミレさんに洗脳されたのか？そうだよな、されたんだよな…なぁ、アーテ？！」

アーテも混ざってくる始末。
ここでスミレさんが口を開いた。

スミレ「よし…せっかくならメイクもしましょうアクタ！さぁ、こっちに来て♪」

アクタ「ちょっと待ってください、冗談ですよねってあああああ(((」

(((御愁傷様、アクタ)))

＊＊＊メイク中＊＊＊20分後＊＊＊

スミレ「出来たわよっ」

アクタ「…ちょっと死んできま(((」

また、扉を開く。
目線がこちらに向けられる。

また笑おうとしていた人達は、言葉を出せなかった。

そこにいたのは、
いつもはボサボサの一本結いが綺麗に整えられていて、淡い色のリップなどのメイクをして、メイド服に猫耳を着けた…

完璧なる女子と化したアクタだった。

アーテ「…え、っと…その美人さん…アクタ、だよね？」

スミレ「そうよ？ねぇ？」

アクタ「………あぁ……」

弱々しく返事をする。

後でミカルゲのさいみんじゅつで全員の記憶を消してやろう、と心に誓ったアクタだった。