13: 前代未聞 ページ15
では、こうしよう
そう提案をした彼は、またまた眼を見張る発言をした
産屋敷「槇寿郎が育手として不安を覚えているようだから、鱗滝、君もAの育手になるといい」
鱗滝「…！」
槇寿郎「！？」
ざわり、ざわり
鱗滝、槇寿郎だけでなく、その場にいたもの全てが前代未聞の話に驚愕した
育手が2人、加え、彼らは相対する水と炎の呼吸の使い手だ
何を考え、産屋敷はこの案を出したのか
その意図が分からず、皆、産屋敷の顔を見る
だが、当の本人はいつもの優しい笑みを浮かべるだけで、構わず話を進める
産屋敷「A、喜びなさい。鱗滝は、君の兄の育手であったんだよ」
A「本当ですか？」
パチパチと瞬きをする少女は、2人の育手が付く事の凄さと、これから自身の身に降りかかる修行の過酷さを分かってはいない
水と炎、二つの呼吸を学ぶということは、相当な茨の道を進まなければならないのだ
だが少女がそれを知る由もなく、純粋に兄を知る人物の元で学べる事に密かな喜びを抱いていた
其れを分かっていながら、2人の育手に任せようとする産屋敷も鬼である
鱗滝「お館様。2人の育手の元で学ぶ事はAにはあまりにも負担かと、」
産屋敷「うん、分かっている。だが、この子にはやり遂げて貰わなければ。雪も、そうだっただろう？」
その言葉に、鱗滝はハッとする
産屋敷「…確かに、彼奴は水から派生した��氷の呼吸��の使い手でした。自らの呼吸を生み出す為にも、他の呼吸の使い手達に教えを請いた事も事実です」
だが…雪の場合、水の呼吸を極めてから、他の呼吸を学んだのですぞ
最初から、二つの呼吸を修得させようと云うAとは違います
はっきりそう云う鱗滝に他の柱達も大いに頷いた
産屋敷「確かにそうだね。だが、皆、忘れてはいないかな？この子には��時間��がない」
その言葉に「お考え直しを」と口を挟んでいた柱達は口を噤んだ
産屋敷「最低でも、呼吸を極める為には1年から2年の時間が必要だ。その間に二つの呼吸を修得し、強くなって貰わねば困る」
Aは他の
故に妥協は許されない
時間も猶予もなく、鬼舞辻に追われている状況で、肝心な��氷柱��の雪もいないのだから
否定できないその言葉に、皆、思うところはあれど、産屋敷の意見を受け止める事にした
『『お館様がそう言うなれば、従いましょうぞ』』
低く頭を下げる柱達に産屋敷はありがとう、と頷いた
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どんどこどん - 更新いつまでも待ってます！！！ (2020年8月7日 10時) (
レス) id: 8ee3db5ff1 (このIDを非表示/違反報告)
食パン - 更新待ってました！もう、ほんとにこの作品が大好きです！これからも応援してます！無理せず更新頑張ってください！！ (2019年12月28日 18時) (レス) id: 439ab59d20 (このIDを非表示/違反報告)
沖縄県産マンゴー(プロフ) - 名無しのこけしさん» 自分で見てびっくりしました！富岡義勇…別人やないかい！！って凄く突っ込みました！ご指摘ありがとうございました！！名前、本当に大事なので指摘はありがたいです！ (2019年12月25日 19時) (レス) id: 254ba8fe0f (このIDを非表示/違反報告)
沖縄県産マンゴー(プロフ) - 魔鬼さん» 初めて鬼滅の刃を見た方にも分かりやすいような名前表記、または呼びで書いてます！読者様全員が下の名前を知っているとも限らないので、そう表記させて頂いています！つまりは、読みやすいように変えてます！ (2019年12月25日 19時) (レス) id: 254ba8fe0f (このIDを非表示/違反報告)
沖縄県産マンゴー(プロフ) - れもねーどさん» 遅くなりました！錆兎は、氷柱の継子という立場でぶっ込んでいます！男なら！！水から氷の呼吸も使えるかな！？と勝手な思いで設定ぶっ込んでます！ (2019年12月25日 19時) (レス) id: 254ba8fe0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沖縄県産マンゴー
| 作成日時：2019年5月19日 2時
