9: 繋ぎゆくもの ページ11
産屋敷「…ありがとう、A」
そう云う産屋敷は、鱗滝のように悲しそうな様子であった
産屋敷「…君の命は9年と少し。花憑きは、��期限��があると雪には聞いていたけれど。あぁ…なんと哀しい
短い
あまりにも、短すぎる
A「えぇ、長くはありません。しかし…死は誰にでも訪れるものでございます。ただ…私達��花憑き��は人よりそれが早いだけ。貴方様もきっと��
愛してやまない者達が、悲しまぬよう、
愛してやまない者達が、泣かぬよう、
愛してやまない者達が、私の死をいつまで引きずらぬよう。
えぇ、きっと、そう。
消えゆくと分かっている人生だからこそ、��私達��は、残される者達に、��道��を照らさねばならない
��次��へ繋がる何かを残さねばならないのです
たとえ、死ぬさだめだと分かっていても。
産屋屋敷「…」
きっとAが言っていることは正しいのだろう
だが、まだ生きて12の少女が言うには、あまりにも哀しすぎる言葉であった
産屋敷は、目を静かに閉じる
産屋敷「…君は、本当に心優しく良い子だね。だからこそ、私は心苦しい。…君の幸せを、この選択が奪ってしまうかもしれない」
A「…いいえ、産屋敷様。私はもう十分幸せなのです。兄上から、一族の者達から、たくさん、たくさん、優しい心を頂きました。だから、これ以上何を望みましょうか」
溢れるほどの想いを与えられた私は、溢れるほどのものを次の、それを必要としている誰かに渡さなければ。
A「命は繋ぎゆくものです。だから、尊く、美しい。故に、私の��死��もきっと意味あるものになると信じています」
？「…っ！」
A「例え私が死んだとしても…私の想いを、命を…次の誰かが受け継いでくれる」
ならば後は、私が花憑きとしての��責務��を果たすだけでしょう
ーーーーーーー
？？『弱き人を助ける事は強く生まれたものの責務です』
ーーーーーーー
？「…
少女の姿を愛しい者に重ねた、炎のように燃ゆる髪色を持った男は瞳を揺らした
A「産屋敷様、鬼殺隊士様方。この命が望まれるならば、喜んで差し上げましょう。どうぞ、お使い下さいませ」
『『『…！！』』』
儚い笑顔だった、
運命を、死を、呪いを、一族を、全て背負った、齢12の少女の其の笑みは、その場にいる誰もを引きつけた
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どんどこどん - 更新いつまでも待ってます！！！ (2020年8月7日 10時) (
レス) id: 8ee3db5ff1 (このIDを非表示/違反報告)
食パン - 更新待ってました！もう、ほんとにこの作品が大好きです！これからも応援してます！無理せず更新頑張ってください！！ (2019年12月28日 18時) (レス) id: 439ab59d20 (このIDを非表示/違反報告)
沖縄県産マンゴー(プロフ) - 名無しのこけしさん» 自分で見てびっくりしました！富岡義勇…別人やないかい！！って凄く突っ込みました！ご指摘ありがとうございました！！名前、本当に大事なので指摘はありがたいです！ (2019年12月25日 19時) (レス) id: 254ba8fe0f (このIDを非表示/違反報告)
沖縄県産マンゴー(プロフ) - 魔鬼さん» 初めて鬼滅の刃を見た方にも分かりやすいような名前表記、または呼びで書いてます！読者様全員が下の名前を知っているとも限らないので、そう表記させて頂いています！つまりは、読みやすいように変えてます！ (2019年12月25日 19時) (レス) id: 254ba8fe0f (このIDを非表示/違反報告)
沖縄県産マンゴー(プロフ) - れもねーどさん» 遅くなりました！錆兎は、氷柱の継子という立場でぶっ込んでいます！男なら！！水から氷の呼吸も使えるかな！？と勝手な思いで設定ぶっ込んでます！ (2019年12月25日 19時) (レス) id: 254ba8fe0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沖縄県産マンゴー
| 作成日時：2019年5月19日 2時
