・ ページ19
2『太陽は過去に母親に暴力を受けていたんだ』
「そんなことが…」
あの天使のように優しい太陽くんにそんなにも重い過去があったなんて…
3『だから今でもトラウマになってて、そのトリガーが、、』
"年上の女性から抱きしめられることなんだ"
4『太陽は暴力を振るわれたあと、必ずごめんと謝られながら母親に抱きしめられてたらしい。それを思い出すからなのかもな』
「そうなんだね…」
ということは、きっと今日の相手の人に抱きしめられたんだろう
そして、取り乱して今に至るのか…
これを聞いた私には何が出来る?
どうすれば太陽くんは安心して、トラウマを解消できる?
「よしっ、太陽くんのとこ行ってくる。話してくれてありがとね」
4『A先輩のこと信じてるから』
「ありがとう」
私は奥の荷物置き場へ歩いてく
後ろから3人も着いてくる
扉は開いている
太陽くんと祐基くんが扉の外からでも見えた
私はゆっくりと2人に近づいた
そして、しゃがみこんでいる太陽くんに目線を合わせるようにしゃがむ
「太陽くん」
私が名前を呼ぶとビクリと肩を震わせた
5『ちょ、なんで来たの』
鋭く私を祐基くんが睨む
それを見ていたのか稜雅くんが
3『祐基、お前はこっち来い』
と、扉のところから呼んだ
祐基くんはとても納得いかなそうな顔をしながら渋々と歩いていく
4人は向こうに行ってくれて、2人っきりにしてくれた
99人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:蓮華 | 作成日時:2020年6月20日 17時