母になる first love

＊seven＊ ページ10

駿君が生きてた………。




嘘みたいで今、頭が混乱してるの………。









あんな運命みたいな出会い方って本当にあるんだね。





　

　

……かっこよくなってたな………。






　
　
あの手紙……駿君はどんな気持ちで読んでたんだろう。









　

　


…………どんな気持ちで、ずっと持ってたんだろう………………………………。



　


　
……久しぶりに会った駿君は…何か違っていた。







いや、そりゃあ、3歳の頃の駿君で記憶が止まってる私から見たら






　



　

何年も時を経てるんだから成長もしてるし……。


　



　

　
　

　

　

　

　
　

…でも、…………成長とは違う何かが変化してた気がするの……。

　





　
　


　

昔は瞳からこぼれ落ちそうなほどの“希望”を持っていた駿君は







…もう、居なかった…………。







“光”……って物なのかな…。







　

……私、許せない…。門倉麻子………って人のこと。


　





駿君の本当の“ママ”“お母さん”は、






結衣さんなのに…………。







　




……西日が当たるアパート？



……駿君が何をだされて喜ぶか




……何をだされて困るか？






　



　



　


　

　
……その人は知らない………？




　

許せないよ……。





駿君とその門倉さんとの出会いは全く知らないけど、








　

駿君の本当の母親は“結衣さん”だったはずっ……！！





　





　


　

“心の奥で生き続けてた”はずっ……！！







例え、記憶が曖昧でも………、







　

　

　

　
　
……私は駿君を守りたい………………助けたいっ！！









　

だから、駿君………？





　






………いつでも私を頼ってね…。








…初恋の君へ……………。

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