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*thirty* ページ36


 

駿佑「……ハァハァハァ…ッ…………」




柔らかな波をうつ、岸辺に着いたけど、
釣りをし終わったのは夕方だったから


もうすっかり日は落ちて辺りは真っ暗になり
星の輝く夜になった。



 


 
駿佑「………っ、…うぅっ……………ヒックッ…………」



あまりに静かな海が
心を揺さぶって感情が湧き出たかのように
涙が頬を伝った。


 

 
 
駿佑「……なんで何だよっ…………、なんで、いっつも苦しくさせるんだよっ…!」



 



お母さんの言葉、




“……母親だからっ……!!!……あの子が生きてますようにって
………………ずーっと願ってたっ!!!!”








あれはどう考えたって


俺のことだ。





 
どんな状況で、どんな事があったとしても









俺の存在がお母さんを苦しめてるんだ。








 
あれ……?



 
 

 
 
 


 
 



 
 

 
 
 
 
 
 
駿佑「俺……あれから何回泣いたんだろ…………っ、」



 
そういえば、


お母さんと再会してから俺は


 
 

 

きっと、指では数え切れないほど涙を流してる。


 

俺、いつからこんなに弱虫になったんだ?



 



 
駿佑「泣いてばっかで情けなっ…………」


 


そう呟いて無理矢理雫を止めるために
目元をゴシゴシと拭く。


 

 

暗く輝く星が海に反射して
瞳に映ると輝きはさらに増す。



 
 
 
それは悲しいくらいに……。
 




 

その時誰かの足音が聞こえた。








ジャリッ




 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「…………駿、ちゃん……?」

°*°お知らせ&これからの更新について°*°→←*twenty-nine*



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(プロフ) - れんちゃむさん» 大丈夫笑笑 そうなんや。わかった。待ってる(*^▽^*) (2017年10月24日 6時) (レス) id: d7a73f492c (このIDを非表示/違反報告)
れんちゃむ - 猫さん» お返事おそくてごめーん!!!!!!!もう、あほだわ(笑)久しぶりに自分の今までに書いた小説読みまくってたら今見つけた。てか、あやふやのまま完結って形になってて本当ごめんっ。一回読み直してから続き書くか考えてみるね☆ (2017年10月24日 0時) (レス) id: 4ca49d1eac (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 大丈夫?忙しい? まぁ学校もあるから忙しいか… (2017年10月16日 23時) (レス) id: d7a73f492c (このIDを非表示/違反報告)
CHIHARU(プロフ) - れんちゃむさん» (笑)そっか。大変やね…。そうなんや!待ってる! (2017年8月4日 1時) (レス) id: d7a73f492c (このIDを非表示/違反報告)
れんちゃむ - CHIHARUさん» ごめーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!忘れてた訳ではないんだよぉぉぉぉぉぉ!!!!ただ、ただ!……更新する時間がなくてぇ…、、。もーーーーーーーーちょっとで更新すると思われる(笑)待ってて遅れぃ! (2017年8月4日 0時) (レス) id: 4ca49d1eac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れんちゃむ | 作成日時:2017年4月20日 22時

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