34love ページ35
拓弥先輩が好き…。
なんでこんな単純で、淡い感情へたどり着いたのか
私は未だ呆然としてまだ渇かない涙の雫を溜めて堪え続けた。
………悪魔みたいで、ちょっと怖くて、よくつかめないけど…、
でも、きっと好きなんだ。
真美「……A…?大丈夫…?」
「……うんっ。なんかちょっとすっきりしたかも。」
心配そうに覗き込んでくる真美に
私の最大の笑顔で答えた。
真美「気づけた…?」
「うん。」
真美「そりゃあ、良かった(笑)」
大声で騒ぐことも無く、優しい小さな微笑みを
零して私の頭を軽く撫でた真美。
真美「………Aらしく居れば大丈夫だから。……ね?」
「…ふふっ、……ありがとう。」
私は今幸せかもしれない。
だって、こんなにも胸が躍っていつも以上に
明るい気持ちになれて、友達にも恵まれてる。
きっと、私らしく居れば…………
この時は本当にそう思ってたんだ。
………ただただ、純粋に……。
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作者名:れんちゃむ | 作成日時:2017年8月27日 0時