＊7Heart ページ7
桃花「……A……、」
「まっ、桃花のおかげって言ってもいいかな。
ありがとね。桃花。」
桃花「偉いよ。本当に偉いよ、Aは。」
私をむぎゅぅっと抱いて
頭を仕切りに撫でる桃花。
入学式のためにセットした
髪型も台なしだ。
でも、この時だけは
そんなことどうでもよく感じた。
ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ ｻﾞﾜｻﾞﾜ
廊下から聞こえる
上履きのゴムの擦れる音。
どうしたんだろう？
そう考える時間も少なく、
明るい太陽に
照らされて反射している黒板に
“9:00から入学式開式”
と大きく白いチョークで書かれていた。
なんであんな目立つように
書かれていたのに気がつかなかったのか
不思議に思いながらも梓に呼ばれて体育館へ向かう。
そして、後ろから聞こえる声。
「やろっ？ほんまに可笑しいんやで(笑)」
柔らかいミルクが流れていくように
滑らかで、さらりとした
綺麗な水のような声。
………廉くんの声だ…。
教室から体育館までは遠い。
その道を全て廉くんを後ろに歩くのは辛い。
更に、女子校ではないので
キラキラした清純そうな廉くん以外の
私の苦手そうな男子がうようよ舞っている。
……………もぅっ！むりぃぃぃぃぃっ！！！！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 121人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れんちゃむ - りゅおさん» おひさ〜！本当に久々だねぇ。いっつもコメントくれてあざーすっ☆（笑）りゅおも頑張れっ！ (2018年1月21日 10時) (
レス) id: 4ca49d1eac (このIDを非表示/違反報告)
りゅお - お久〜！忘れられてないことを祈ります(泣)もう安定で面白い!!読んでて感情移入が凄い(笑)応援してるねっ!! (2018年1月19日 12時) (レス) id: 58bb4bb9c0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れんちゃむ | 作成日時：2017年7月4日 0時
