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*4Heart ページ4

「きゃぁぁっ!!!」

「……ねぇねぇっ、あれって噂の廉くんじゃない!?」

「永瀬くーん!!」



 
きゃぁぁ……と女子達が
騒ぐ中、爽やかな笑みを
一粒零して颯爽と席に向かう。


 

 
 
………ん?……やばくない…?


 

 
あの人こっちに向かってきてるんだけど。
もしかして席近いのかな……。



 

…で、でもっ……、私には関係のないことだから。


 


そう、少しだけ彼のことを頭に入れた
私に、頭をぶんぶんっ。と振って
小さく頬をぺちんっと叩く。


 
 
 

ギィィィ





「……よろしくね。桜坂さん。」


 
 
隣の椅子が引かれる音がして
つい横を見る。


 

声をかけられ
完全に目を合わせる。


 

 

…………ぇ、なんで………、


 

「………あれ、?桜坂Aちゃんで
 当たっとるやろ?」




「あっ、はいっ!!」




「…ふっ、元気やな。桜坂は。」


 
柔らかく微笑む彼に
不覚にもキュンと胸を高鳴らせた自分に
なにきゅんときてんだ。と問い掛ける。


 
 
「俺、永瀬廉。 …………Aでえぇ?」


 

…………永瀬…廉。


「桜坂Aです。……ぁっ、知ってるか。ボソッ

 ……うん。いいよ。私も廉くんって呼んでも…いい、かな?」


 
廉「ええよ。よろしゅうな。」



 

それだけ言うと近くの席の男子と
会話をしはじめた廉くん。




廉くんはもう友達との会話に夢中なのに、
いまだに私の頭からは廉くんがなかなか消えていかない。



 

……なんか、久しぶりにドキドキしてる。


 


 

廉くん、きっと楽しい人生を送ってるんだろうな。


 

あんだけイケメンだったら


 



可愛い女の子ほいほい寄ってきて
いくらでも彼女なんか出来るもん。






 


 
 



私も、私もそれくらい


 


「軽い思いで生きていけたらいいのに……………。」

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れんちゃむ - りゅおさん» おひさ〜!本当に久々だねぇ。いっつもコメントくれてあざーすっ☆(笑)りゅおも頑張れっ! (2018年1月21日 10時) (レス) id: 4ca49d1eac (このIDを非表示/違反報告)
りゅお - お久〜!忘れられてないことを祈ります(泣)もう安定で面白い!!読んでて感情移入が凄い(笑)応援してるねっ!! (2018年1月19日 12時) (レス) id: 58bb4bb9c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れんちゃむ | 作成日時:2017年7月4日 0時

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