第79話 ページ35
タッタッタッ…
A「…リヴァイ…！！」
咄嗟に部屋を飛び出し、
まだ廊下を歩いているリヴァイを見つけ、呼び止めた。
リヴァイ「…」
ピタッと私に背を向けたまま立ち止まるリヴァイ。
A「…あ…あのさっ…
…えっと…その…」
.
.
.
あ…
…まずい…
話すといっても…何から話せば…
.
.
.
A「あっ…そうだっ…！
調子は…？！ケガの調子は…どうなんだ…？！」
と、オドオドしながら適当な話題をふってみた。
しかし…
リヴァイ「おい…」
そう低い声で呟き…
A「…へ…？」
ゆっくりとこちらへ振り向いたリヴァイの目つきは…
とても恐ろしく…
まるで敵を…巨人を睨んでいるときのようだった…
A「(っ…？
な…なんでっ…？
さっきまで…
ハンジと話してる時は普通だったじゃないっ…)」
A「リヴァっ…」
リヴァイ「うるせぇな…なにてめぇ俺に話しかけてんだよ」
A「…え…」
リヴァイ「用もねぇのに引き止めるな。
あとお前…上の人間には敬語を使えと習わなかったか？
俺は兵士長でお前は副兵士長だ。
立場をわきまえろ。いいな？」
A「…っ…えっ…ちょっ…」
.
.
.
…なんで…？え…？なんで…？
.
.
.
リヴァイ「仕事に戻れ。」
そう言い残し、リヴァイは再び私に背を向けて歩き出した。
A「ちょっ…待っ…！
.
.
.
リヴァイ…！！！」
今にも溢れそうな涙を必死におさえ…
最後にもう一度…
振り向いてくれることに望みをかけて…
私は精一杯…愛しい人の名前を叫んだ…
リヴァイ「…おい…
"リヴァイ"じゃねぇだろ
"兵士長"だ」
そう背中を向けたまま…低く…冷たく言い放った彼は…
最後まで…一度も振り返ることなく私の前から去っていった…
A「…あ…っ…ぁ…
…待…っ…て…」
もう…何がなんだか…
頭の中…真っ白だ…
.
.
.
A「…っ…」
ドサッ…
私はその場に…泣き崩れた…
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雲月 - 俺もリヴァイのしゃべり方だ… (2017年11月25日 7時) (
レス) id: e0161950e8 (このIDを非表示/違反報告)
レモン - 今まで見てきた占ツクで一番感動しました涙が止まりませんでした (2017年6月9日 23時) (レス) id: 075f5f2e04 (このIDを非表示/違反報告)
アセロラ大福(プロフ) - すごく面白かったです！！50話のリヴァイのセリフに「ほかっとく」という名古屋弁が使われていると思うのですが、作者さんはその辺りの人なんでしょうか？ヾ(*・ω・)ﾉ (2017年4月11日 0時) (レス) id: de24761dfa (このIDを非表示/違反報告)
Ｍie(プロフ) - 月刊少女野崎くんのネタがイイ感じに入っててすごい面白いです！！これからも期待してます！！ (2016年11月27日 20時) (レス) id: f5759b7b2d (このIDを非表示/違反報告)
ユメキチ - 気になって見てみたら、とてもサイコーでした！ もう涙がとまらないです！(泣) (2016年10月30日 15時) (レス) id: 971f344d1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れな | 作成日時：2013年8月1日 23時
