第77話 ページ32
A「行ってやれよ」
私はリヴァイの目を見てそう微笑んだ。
.
.
.
…あ…れ…？
私…何言って…
.
.
.
リヴァイ「…
お前はそれでいいのか？」
と、リヴァイも私の目をジッと見つめ返してくる。
.
.
.
っ…
ちがう…
いいわけないっ…
私の言いたいことは…こんな事じゃないっ…
.
.
.
A「そうだよ」
.
.
.
っ…？！
だから何言ってるんだ私は…？！
なんでっ…
たった一言…
"行かないで"…って…言うだけじゃないっ…
.
.
.
リヴァイ「…てめぇ…本気で言ってんのか…？」
そう言うと
リヴァイは私の肩をガシッと掴んできた。
A「っ…」
リヴァイ「正直に答えろ。
.
.
.
A…てめぇは俺のことをどう思っている…？」
A「…っ…？！」
予想外の質問に私は目を丸くした。
.
.
.
A「っ…」
目を反らそうにも…
リヴァイ「…」
リヴァイのジッと真剣に私を見つめる目に
心臓はもう今にも爆発しそうな状態だった…
.
.
.
どう思っているか…だって…？
っ…
そんなの…答えなんてもう決まってるじゃないか…
だって私は…
ずっとずっと…
ずーっと前から…
リヴァイ…
お前のことが…
.
.
.
A「何とも思ってないよ。
私は…お前のことなんて…
.
.
.
何とも思ってない。」
.
.
.
っ…？！
だから…！ちがう…っ…！
そうじゃないでしょっ…？！
何…嘘ついてるんだよっ…！
本当に…バカだろっ…！
なんでっ…
素直に言えばいいだけじゃないっ…
なんで言えないのっ…？！
.
.
.
リヴァイ「…
…よくわかった。
もういい。」
A「っ…」
そんな怒っているような…呆れているような声を残して
リヴァイは私の肩からスッと手を放すとその場を去っていった。
セシル「…あっ！待ってくださいリヴァイ兵長ぉ〜！！！」
そう叫びながらセシルもその場を去り、
私だけが一人ポツンと…寒い星空のもと取り残された。
.
.
.
A「…っ…
待っ…て…っ…
ちがう…のっ……
リヴァイ…！」
私はただ…呆然とリヴァイが去っていったあとを見つめることしかできなかった…
.
.
.
すると突然…
ポロッ…ポロポロ…
A「っ…？！」
瞳から大粒の涙が…
.
.
.
A「なん…でっ…？
自分で…
自分で言ったくせにっ…！
自分で突き放したくせに…っ…！」
腹が立った…
自分に…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 552人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
黄「あぁﾞ！なんスかアンタ！！」貴「人間だけど？」黄「そういう意味じゃないッス... 【進撃の巨人】エレンの彼女はリヴァイ兵長の...？
【進撃】むっつりなリヴァイ先生はスイッチが入ると大変な事になるみたいです【短...もっと見る
「進撃の巨人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雲月 - 俺もリヴァイのしゃべり方だ… (2017年11月25日 7時) (
レス) id: e0161950e8 (このIDを非表示/違反報告)
レモン - 今まで見てきた占ツクで一番感動しました涙が止まりませんでした (2017年6月9日 23時) (レス) id: 075f5f2e04 (このIDを非表示/違反報告)
アセロラ大福(プロフ) - すごく面白かったです！！50話のリヴァイのセリフに「ほかっとく」という名古屋弁が使われていると思うのですが、作者さんはその辺りの人なんでしょうか？ヾ(*・ω・)ﾉ (2017年4月11日 0時) (レス) id: de24761dfa (このIDを非表示/違反報告)
Ｍie(プロフ) - 月刊少女野崎くんのネタがイイ感じに入っててすごい面白いです！！これからも期待してます！！ (2016年11月27日 20時) (レス) id: f5759b7b2d (このIDを非表示/違反報告)
ユメキチ - 気になって見てみたら、とてもサイコーでした！ もう涙がとまらないです！(泣) (2016年10月30日 15時) (レス) id: 971f344d1f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れな | 作成日時：2013年8月1日 23時
